新潮文庫<br> アンソーシャルディスタンス―Unsocial Distance

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新潮文庫
アンソーシャルディスタンス―Unsocial Distance

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101313351
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

心を病んだ恋人との生活に耐えきれず、ストロングゼロに頼る女。年下彼氏の若さに当てられ、整形へ走る女。夫からの逃げ道だった、不倫相手に振り回される女。推しのライブ中止で心折れ、彼氏を心中に誘う女。恋人と会えない孤独な日々で、性欲や激辛欲が荒ぶる女――。絶望に溺れて?んだものが間違っていたとしても、それは、今を生き抜くための希望だった。女性たちの疾走を描く鮮烈な五編。

内容説明

心を病んだ恋人との生活に耐えきれず、ストロングゼロに頼る女。年下彼氏の若さに当てられ、整形へ走る女。夫からの逃げ道だった、不倫相手に振り回される女。推しのライブ中止で心折れ、彼氏を心中に誘う女。恋人と会えない孤独な日々で、性欲や激辛欲が荒ぶる女―。絶望に溺れて掴んだものが間違っていたとしても、それは、今を生き抜くための希望だった。女性たちの疾走を描く鮮烈な五編。

著者等紹介

金原ひとみ[カネハラヒトミ]
1983(昭和58)年、東京生れ。2003(平成15)年、『蛇にピアス』ですばる文学賞。翌年、同作で芥川賞を受賞。’10年、『TRIP TRAP』で織田作之助賞、’12年、『マザーズ』でドゥマゴ文学賞、’20(令和2)年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、’21年『アンソーシャルディスタンス』で谷崎潤一郎賞、’22年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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さてさて

222
『コロナに関する意見の食い違いは、その芽衣の自己中心的な資質を浮き彫りにした』。2020年に突如世界を襲った『コロナ禍』。この作品では、人と人との距離をとることが求められた時代にあって、敢えて人との距離間の大切さを見る五つの物語が描かれていました。『コロナ禍』に対する金原ひとみさんの思いを具に感じるこの作品。”絶望の果てに暴走”した五人の女性たちの苦悩を描くリアルな描写に驚く他ないこの作品。読者の心に鋭く突き刺さってくるような圧倒的な筆致の中に、金原さんの魅力を改めて感じさせてくれた素晴らしい作品でした。2024/07/15

Major

111
コロナ禍の閉塞と分断を背景に、強烈な性描写を交えて男女の内面を抉る短編集だ。「ユキ?と思わず呟きを漏らしながら玄関に駆け寄る。『宅配便です…。』顔見知りの宅配便業者から段ボールを受け取りドアを閉めると、その場で無表情のまま段ボールのガムテープを引っぺがす。大量のストロングの空き缶が、そこにあった」―初編『ストロングゼロ』の結末である。正に「自分にしか興味がない。自分の殻に引き籠る現代の実存」。完璧で容赦のない「シマる」結末。「誰か依存する人にさらに依存する」二重の依存構造を生々しい筆致で綴る戦慄の秀作だ。2026/07/29

はっせー

80
ヤバい本を読んでしまった。読み始めたら飛んでしまい、読み終わったらキマッてしまった。そういう本にはなかなか出会えない。おそらく20代~40代の女性はかなり刺さる本だと思う。ストゼロ。ルッキズム。不倫。コロナ禍の恋愛と就活。うんうん。読みながら刺さる~って思いながら読んでいた!コロナ禍という生きている私達が想像していなかった体制に変わり否応なしに変化させられた。そのなかでも反抗しようとする心をうまく描いておりとても充実した読書時間であった!2024/05/08

優希

71
女性たちの疾走が刺さります。絶望の中で掴んだものが過ちでも生きていくための希望であることに変わりはないのでしょう。過激で思い。だからこそ痛みとして感じる。際どい性描写も他者と交わろうとするのに必要なガジェットなのですね。ヒリヒリするような短編の数々は、長編以上に濃い世界観を感じました。2026/04/17

ジュン

50
現代社会の病みというか、いろんな物に依存している人達が主人公の短編集。こんなに簡単にきっかけさえあれば闇落ちするんだなという、人間の脆さや危うさを知る読書となった。ちょっと想像以上にその依存度が凄まじくて、読んでいるうちに闇落ちに引っ張られそうな気持ちになる。特に気になったのは、恋人の闇落ちがきっかけで、ストロングゼロに依存して日常生活がままならなくなる主人公。何処かにいそうなシチュエーション。美容整形依存も一度足を踏み出すと歯止めが効かなくなる。側から見てると、元々の顔の方が魅力的だと思う事が多いのに。2026/09/27

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