内容説明
激動する幕末という時代に、彗星のように快男児・坂本龍馬があらわれた―。京を舞台に繰り広げられるのは、熾烈な闘争か？渦巻く謀略か？それとも血で血を洗う“爆笑”なのか！幕臣の勝海舟、薩摩の西郷吉之助、長州の高杉晋作、そして新撰組を率いる近藤勇、土方歳三、沖田総司ら、歴史上の英傑が総登場。ギャグの鬼才がおくる抱腹絶倒の四コマ漫画。日本の夜明けは近いゼヨ。
目次
黎明の章
群狼の章
雷電の章
嘗胆の章
宿命の章
大志の章
国士の章
桜花の章
血風の章
回天の章
鳴動の章
とくべつへん
遠雷の章
異夢の章
豺狼の章
行雲の章
開明の章
朋友の章
暗躍の章
烈日の章
青嵐の章
決別の章
飛翔の章
著者等紹介
山科けいすけ［ヤマシナケイスケ］
１９５７（昭和３２）年、東京生れ。’８３年、「週刊ヤングジャンプ」で漫画家デビュー。以後、各誌に四コマギャグ作品を発表し、’９４（平成６）年には『Ｃ級さらりーまん講座』で文藝春秋漫画賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gamemaker_K
6
再読。新選組には疎かったので、最初読んだときはなんでみんなこんな描かれ方をしているんだろうと思ったのだが、「燃えよ剣」を読んでみると「ああなるほどな」と面白さ倍増だ。で、これを読んでから「燃えよ剣」をもう一度読むと、このキャラが「燃えよ剣」の世界で動いている姿がふっと浮かんでこれもまた楽しさ倍増なのだ。邪道な楽しみ方だが。・・・しかし山科けいすけは面白い。素材の煮詰め方が抜群にうまいんだろうな。2020/07/05
海辻
4
幕末の有名人をここまでイジルとは（爆） 各人の特徴として伝わっている小さなカケラを、強烈な個性にデフォルメ。沖田と西郷がお気に入りですが、女性に贈る花の色を吐いた血で染めるのには参ったよ、沖田くん。（友）2010/03/10
不見木 叫
3
高等部の時の現国教師から薦められて読みましたが……馬鹿馬鹿しくて笑えました。微妙に史実に則してるのがなんとも……。
菅家
3
山科けいすけが描く、幕末の志士たち。それぞれのキャラクターが与えられた役割しか演じていないにもかかわらず、まったく飽きずに成立してしまうところが凄い。固定された設定を最後まで走り抜けた、バカさと潔さがカッコいい四コマ漫画だ、とくと読め！2010/03/10
千夢一夜
2
単純な絵なのに龍馬の渋い表情に魅了されっぱなしでした。微妙に史実に沿ってるところがまたにくいです。大工東郷の発想にはもはや唸るしかなかった。初山科さんでしたが、この安定した面白さ大満足でした。2012/02/06
