内容説明
料理を作る喜びを知っていると、暮らしもいきいきとしてきます。材料を自分で選んで買い求め、気に入った器に盛り付ける…おいしく味わうための自分なりの方法を工夫して身につけることが大切。レパートリーは、多くなくてもいいのです。毎日の生活のなかで、まずはごはんをふっくらと炊き、だしをとってお味噌汁をおいしくつくることから―有元流料理の基本と極意を大公開。
目次
1 まずはごはんを炊いてから
2 家庭で学んだ食生活の知恵
3 本物の味を知ることから始まる
4 ひとりのごはん
5 基本を知れば料理の面白さが深くなる
6 料理がいっそう愉しくなるキッチングッズ
7 自分で選ぶ、自分で作る、自分で決める
―母が伝え遺したこと(林暢・有元葉子兄)
著者等紹介
有元葉子[アリモトヨウコ]
イタリア料理、エスニック料理はもちろん、野菜をたっぷりとれるレシピで定評のある料理研究家。オーガニックなもの、厳選されたものを生かしたシックで快適なインテリアや暮らし方にもファンは多い。東京の他イタリアのウンブリア、野尻湖にも家を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ
7
凝った料理ではなく、シンプルで素材の味を存分に堪能する料理が多い。2022/01/08
ゆ
2
おもしろかった。なんだか夢中で読んでしまった。2016/08/14
ぴよきん
1
出てくる料理がみな、シンプルだけど、実は手のかかったものばかりで、とってもおいしそう。でも、ふと不安になりました。私はこの味わいがちゃんとわかるのだろうか、そして私の子供たちは・・・?きちんとした食生活を送ることの大事さを考えさせられた本でした。2010/04/06
mytee
0
有元さんの料理本には、有元さんの生き方哲学があってとても素敵だと思う。 全てを取り入れられなくても、色々学びがあって面白かった。引き続きも読ん他の本も読んでみたい。2015/11/16
てくてく
0
当たり前のことを当たり前に行うこと、きちんとした食事を通じて味を覚え込むことの大事さが繰り返し説明されている。そのことを実践するのは私には簡単ではないが、出汁、干し野菜、丸ごと玉ねぎあたりは挑戦してみたいと思った。「集中力の問題ではないかしら。一日の中でやるべきことは山積しています。でも私はいっぺんにあれもこれもとできないタチ。ひとつの時間にすることは、たったひとつだけです。目の前に集中して、それを確実にやるだけ」というのは成程と思った。2013/10/19