内容説明
米国は中国を危険視し、封じ込め作戦を展開している。米国にいいなりの日本が国連常任理事国になるなんておこがましい―。天安門事件後、急速な経済自由化に伴い、段階的な言論解放が進む中国で、大国の行く手を担う若手インテリ世代は、日本に何を求めているのか？国際的に物議を醸したベストセラー待望の文庫化！『「ＮＯ」といえる日本』の著者・石原慎太郎との対談も併録。
目次
第１章 世替わりの時代がやってきた
第２章 ポスト冷戦時代の選択
第３章 中華魂の復興
第４章 中国は行動すべきだ
第５章 光は東方より射す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
26
９０年代半ばに５人の中国人ジャーナリストによって書かれたモノで中国内を合わすと２００万部以上売ったベストセラー。かなり日米をこき下ろし読んでいて腹正しい。台湾、チベットなど国内問題として扱い、欧米に蹂躙され続けた中国史をとり、現在やっていることに文句を言わせない。まさしく世界の中心は中国という考えを言葉の端々から感じる。最後に『ノーと言える日本』を書いた石原慎太郎との対談で対等に渡り合っている石原氏の言動にようやく落ち着けた。2020/10/08
