出版社内容情報
ばしゃん、と水たまりをはねて行く車。
ぱらぱらと傘のうえではじける雨つぶ、アスファルトは鏡のよう。
桜ながし、五月雨、きつねの嫁入り、氷雨……雨を表す言葉も多くある。
ざあざあ、ごうごう、さわさわと雨のふる日を特集します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
7
稲垣栄洋さんの本が読みたくなりました。2022/07/12
くろばーちゃん
5
表紙が好き。一番良かった作品は、いとうみくさんの、「雨のにおい」おはなしボランティアの会の例会で朗読した。児童文学ではあまりないテーマ。ちょっとドキッとした。投稿作品の選をしている川島誠さん、昔のようにまた書いてくれないかなぁ。2022/10/01
夏みかん
1
冒頭のイラストが素敵で楽しかった。藤田貴大さんの「しずくとなみだ」を読んでて、亡くなった祖母が「死んだら水に生まれ変わりたい」と言ってたことをふと思い出した。藤田さんの作品は透明感があってふんわりしててちょっぴり切なくて好き。2022/08/27
芦屋和音
1
「こんな雨具が、あったらな!」の各イラストは憂鬱な雨の日を吹き飛ばす素敵な作品ばかり☔️『回遊人間』は雨上がりのような清々しい読後感。マーサ・ナカムラさんのエッセイも考えさせられた。子どもの頃は「明日晴れますように」と祈ったものだが、大人になればスマホで雨雲レーダーを追うばかり。情緒も何もない。雨の日の世界をもう少しじっくり眺めてみたくなる一冊。2022/05/07
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- 和書
- 小さなマシを積み重ねる