新潮文庫
がんと一緒にゆっくりと―あらゆる療法をさまよって

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  • サイズ 文庫判/ページ数 244p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101291512
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

気功、温灸、食事療法。手当たり次第に民間療法を渡り歩いた狂気の一年余りが過ぎ、がんは全身に拡がってしまった。苦しいよう…。それでも「『がんちゃん』って、つき合ってみると、けっこう味わい深い相手かもしれない」。ようやくめぐりあえた信頼できる医師、家族や仲間たちに支えられながら、がんとともに生きるからこそ経験できた深い喜びの数々を綴る感動の闘病記。

目次

第1章 私をホスピスに入れてください(平成十三年十二月末)
第2章 治療開始(平成十三年十二月~十四年一月)
第3章 告知から立ち直るまで(平成十二年十月~十二月)
第4章 「がんは治る」は蜜の言葉(平成十二年十月~十三年十二月)
第5章 民間療法の果てに
第6章 もう一度命をもらって(平成十四年一月中旬~現在)
終章 がんって死んじゃうと思いますか?

著者等紹介

絵門ゆう子[エモンユウコ]
1957(昭和32)年、東京生れ。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業後、NHKにアナウンサーとして入局。「NHKニュースワイド」ほかを担当後フリーとなり、キャスターや女優としても活躍した。講演、朗読コンサートなどを通じ、がん患者への情報提供や心のサポートを積極的に展開。2006(平成18)年4月3日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちゆりさん

13
勇気がなくてとばした箇所もある。がんと診断されて、様々な民間療法に手を出す作者。友人達の「東京に行って1回だけ怪しげな医者でウン十万円の治療をしてもらった事がある」「究極の古代食」「○○薬局で漢方薬を買って毎回うん万円」「温熱療法」等々の話を思い出した。藁をもつかむ思いなのだから反論もバカにも絶対できない。この作者が西洋医学を拒否したのはお母様のガン治療の経験があっての事だが、それにしてもまずは最初に出会う医者の人格でその後の患者の気持ちや戦い方が大きく左右される。うーん、言いたい事うまく書けない2016/09/12

くま

2
元NHKアナともあろう人が、なぜ民間療法にと驚いた。我が家は癌家系ではないのでピンとこない部分もあったが、なにか病気をしたら、自分にあった医師を探したいと思った。2009/01/14

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