出版社内容情報
いつまでも絡みつく、殺人の感触。人はなぜ人を殺してはいけないのか。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家が挑む衝撃の問題作。
死に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。生きる意味を見出せず、全ての生を憎悪しその悪意に飲み込まれ、ついに親友を殺害してしまう。だが人殺しでありながらもそれを苦悩しない人間の屑として生きることを決意する――。人はなぜ人を殺してはいけないのか。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家が究極のテーマに向き合った問題作。
内容説明
至に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。生きる意味を見出せず全ての生を憎悪し、その悪意に飲み込まれ、ついに親友を殺害してしまう。だが人殺しでありながらもそれを苦悩しない人間の屑として生きることを決意する―。人はなぜ人を殺してはいけないのか。罪を犯した人間に再生は許されるのか。若き芥川賞・大江健三郎賞受賞作家が究極のテーマに向き合った問題作。
著者等紹介
中村文則[ナカムラフミノリ]
1977(昭和52)年、愛知県生れ。福島大学卒業。2002(平成14)年、「銃」で新潮新人賞を受賞してデビュー。’04年、「遮光」で野間文芸新人賞、’05年、「土の中の子供」で芥川賞、’10年、『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。同作の英語版『The Thief』はウォール・ストリート・ジャーナル紙で「Best Fiction of 2012」の10作品に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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