出版社内容情報
百年に一度の経済危機を引き起こしたのは何だったか。世界を呑み込むマネー経済の本質を、当事者への直接取材で抉るドキュメント。
世界を大恐慌という恐怖の淵に立たせた2008年秋のリーマンショック。何が“百年に一度”の危機を招いたのか。怪物のような金融商品を作った天才たち、年金基金の役回り、「超金余り」現象を生んだ背景……日米政府関係者やウォール街のトップら当事者の肉声が浮き彫りにした「失敗の本質」。出口なき経済昏迷の元凶を明らかにし、大反響を呼んだNHKスペシャル同名番組の文庫化。
内容説明
世界を大恐慌という崩潰の淵に立たせた2008年秋のリーマンショック。何が“百年に一度”の危機を招いたのか。怪物のような金融商品を作った天才たち、年金基金の役回り、「超金余り」現象を生んだ背景…日米政府関係者やウォール街のトップら当事者の肉声が浮き彫りにした「失敗の本質」。出口なき経済昏迷の元凶を明らかにして、大反響を呼んだNHKスペシャル同名番組の文庫化。
目次
第1章 投資銀行―暴走はなぜ止められなかったのか(投資銀行トップへの怒り;なぜマネーは暴走したのか ほか)
第2章 超金余り―カリスマ指導者たちの誤算(“金融の神様”の失墜;グリーンスパンの「自由放任主義」 ほか)
第3章 年金マネー―「安全第一」からヘッジファンドと手を組むまで(2割、3割マイナスは当たり前、年金基金総崩れ;金融危機は「我が事」 ほか)
第4章 金融工学―ウォール街の“モンスター”(「偉大なる先生」との出会い;金融工学の世界を体現する男 ほか)
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