出版社内容情報
恋、仕事、人生……他人との共同生活を通して、家族からは学べないことを経験する「シェアハウス」。19歳の佳人が見出す夢とは?
十九歳春、佳人(よしと)のシェアハウス生活が始まった。地元の人々を診てきた医院を閉院し、リノベーションした「シェアハウス小助川」で一つ屋根の下に暮らすことになるのは、年齢も職業も様々な男女六人。自室を持ちながらリビングや台所や風呂を共有する生活だから価値観の違いも見えてきて……。そして家主のタカ先生をはじめ皆が抱える人生を知る佳人は、夢を見出すことはできるのか。
内容説明
十九歳春、佳人のシェアハウス生活が始まった。地元の人々を診てきた医院を閉院し、リノベーションした「シェアハウス小助川」で一つ屋根の下に暮らすことになるのは、年齢も職業も様々な男女六人。自室を持ちながらリビングや台所や風呂を共有する生活だから価値観の違いも見えてきて…。そして家主のタカ先生をはじめ皆が抱える人生に触れながら、佳人は夢に辿り着けるのか。
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
北海道生れ。広告制作会社を経て、執筆活動へ。2003(平成15)年『空を見上げる古い歌を口ずさむ』でメフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
115
★★★★☆19044 閉院後の医院をシェアハウスとしてリノベーション。建物は状態も良く、昭和初期の和洋折衷建築形式の美しさや雰囲気を大切に残し、母屋にはそこの医院の元先生が住んで入居者の健康相談をしてくれる。。 なんと羨ましい環境なのでしょう。そこに集まってきた入居者が心の中に何かを抱えていそうな面々で、それぞれの事情が気になって、気になって、気になって。後半では予想外の出来事も発生し、どうなるの〜と心配だったのですが、終盤にはすべてが前向き!好転方向になってよかったー。この作品、面白かった!2019/05/13
たるき( ´ ▽ ` )ノ
97
小路さんのお話、ほんと好きだわー(*˘︶˘*).。.:*♡ほっこり癒された♪シェアハウスに暮らす人達の繋がりがとてもあたたかくて、なんだか羨ましくなった。それぞれが前を向いて生きていく姿が素敵だった。2015/04/16
dr2006
58
診療所として使われていた昭和時代の和洋折衷のお屋敷がシェアハウスに生まれ変わった。リノベをした会社の建築士が面接するという一風変わった方法で選ばれた男女5名が移り住む。シェアハウスなんて洒落た云い方がなかった昔だけど、自分も共有のリビングやキッチン、ユーティリティがあって、大家が傍に居るという家屋に住んだことがある(要は社員寮だけどね(笑))。なので、個性的な5人と大家が家族の様に暮らすストーリーがちょっと懐かしかった。隣人の名前すら知らないマンションの気楽さと寂しさの暮らしとは対極にある物語だ。2020/12/04
優希
57
面白かったです。元々はクリニックだったのをシェアハウスへとリノベーション。年齢も職業も違う人たちが集い、色々な想いを見ることができました。皆の抱える人生を見ながら、夢にたどりつけるのかドキドキさせられました。2021/06/02
Yuna Ioki☆
57
1353-49-10 なかなか面白かったが、これをシェアハウスだと甘いことは思ったらだめだわ(笑)うまく行き過ぎてる(笑)フランス行きは現実味に欠けてるから国内の田舎あたりの方が良かったかも。。。2016/04/05