新潮文庫<br> 新潮ことばの扉 教科書で出会った名作小説一〇〇

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新潮文庫
新潮ことばの扉 教科書で出会った名作小説一〇〇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101274546
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0192

出版社内容情報

「私(わたくし)はその人を常に先生と呼んでいた。」「メロスは激怒した。」「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」国語の教科書で出会った名作は、心の奥深くに息づいています。書き出しを読めばそのリズムが蘇り、教室で感じた驚きや感動をふたたび味わうことができるでしょう。100作すべてに「読みのポイント」を添え、文学を深く、豊かに楽しめるガイドブックに。朝の読書や読書感想文の本選びにも最適です。

内容説明

「私はその人を常に先生と呼んでいた。」「メロスは激怒した。」「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」国語の教科書で出会った名作は、心の奥深くに息づいています。書き出しを読めばそのリズムが蘇り、教室で感じた驚きや感動をふたたび味わうことができるでしょう。100作すべてに「読みのポイント」を添え、文学を深く、豊かに楽しめるガイドブックに。朝の読書や読書感想文の本選びにも最適です。

目次

山月記(中島敦)
羅生門(芥川龍之介)
こころ(夏目漱石)
舞姫(森〓外)
走れメロス(太宰治)
故郷(魯迅・藤井省三訳)
ごんぎつね(新美南吉)
たけくらべ(樋口一葉)
山椒大夫(森〓外)
富嶽百景(太宰治)〔ほか〕

著者等紹介

石原千秋[イシハラチアキ]
1955(昭和30)年生れ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。早稲田大学教育学部教授。日本近代文学専攻。現代思想を武器に文学テキストを分析、時代状況ともリンクさせた“読み”を提出し注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

48
石原千秋という編著者の名前を見て、書店に出向いて購入。 近代文学作品の読み方の指南役としての石原先生には、今回も裏切られることはなかった。見開きの右頁に作品の冒頭部分が、左頁に編者の読み方が示される構成で、百点の小説が紹介されている。作品の何割かは既に読んでいたが、今回改めて教科書というコンテキストの中だけで読むのではなく、社会や歴史の中で、その作品自身が持つ意義やコンテキストという読み方に、大いに目を開かれる。思えば、自分なぞ如何に素直な読みをしていたことか。「国語教科書では父の影は薄く、母が強調される2023/04/02

しーふぉ

22
本が好きになったきっかけはいくつかあり、父の本棚から歴史小説を抜き取り読み耽ったことや、井上靖との出会いなど、そのうちの一つが国語の教科書。厳選された作品を丁寧に解説し、何度も読み返すことで理解が深まり魅力に気づかされた。2024/11/10

あきあかね

17
 「市井に生きる人への優しいまなざし、芥川を生んで間もなく心を病んだ母への愛慕、そして後年になって芥川を悩ませたシニシズム。この作品には芥川龍之介のすべてが詰まっている。」 学生の頃、国語の教科書で読んだ定番作品が多く、原文も引用されているので、懐かしい心持ちになる。あまり多くの教科書には掲載されていない、未知の作品も紹介されている。冒頭に挙げた芥川龍之介の『杜子春』の文章のように、物語の本質を捉えた解説が読み応えがある。コンテクスト、文脈や背景も丁寧に掘り下げられる。夏目漱石の『坊っちゃん』を⇒2024/04/14

Shun'ichiro AKIKUSA

5
特に脈絡なく冒頭しか載っていないし、なんの話かさっぱりわからないから、アンソロジーとして期待すると肩透かしにあう。アンソロジーとしては零点。半分以上石原先生の解説だから、石原先生のファンなら。解説は情報量豊かなものや専門的見地が生きているものもあるが、正直意味不明なものもある。同じシリーズの名詩よりは全体的におもしろい。2023/10/10

ユラニト

4
教科書に掲載されていた小説をまとめた本があるらしい。数年前にSNSで紹介されているのを見て、自分が使っていた教科書をまとめた本がこれだった。のだが、小説そのものではなく冒頭1ページと「読みのポイント」を掲載したブックガイドだったのでガッカリ。自分としては読んだことのある話ならば「読みのポイント」で伝えたいことも楽しめるかもしれないが、読んだことのない部分に言及されてもいまいちのりきれない。ある程度まとまった量を読んで興味が出たら改めてその小説を読みたかったので、自分の求めていた本ではなかったなぁ。2024/02/18

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