出版社内容情報
2025年大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華之夢噺』で今、注目されている江戸の天才出版プロデューサー・蔦屋重三郎。その通称・蔦重のもとで現代からタイムスリップしたサラリーマン・タケが喜多川歌麿らと修業し、人生や仕事の面白さ、秘訣などを教わったスマッシュヒット小説『蔦重の教え』に待望の続編! ――時は進み、今や後期高齢者になったタケは孫のジェラール(フランス育ち)とともに再び江戸へ。蔦重が写楽を売り出す少し前の時期で、タケは〝ある史実〟を変えたいという思いを秘めており……傑作時代エンタメ、痛快第2弾!
内容説明
蔦重のもとで働いた唯一の現代人・武村竹男は時を経て、フランス育ちの孫のジェラールを伴い、再び江戸時代(寛政)へ。以前は様々な教えを受けた竹男だが、今度は逆に、敬愛する蔦重にどうしても聞き入れてもらいたい、ある「切実な願い」があった―。江戸の町へタイムスリップした主人公が、売り出し中の歌麿、北斎らと交流し、はたまた写楽誕生の現場にも立ち会う、痛快エンタメ書き下ろし長編!
著者等紹介
車浮代[クルマウキヨ]
時代小説家、江戸料理文化研究所代表。セイコーエプソンのグラフィックデザイナーを経て、故・新藤兼人監督に師事しシナリオを学ぶ。現在は作家の柘いつか氏に師事。著書は30冊を超える。国際浮世絵学会会員。江戸風レンタルキッチンスタジオ「うきよの台所」を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かんらんしゃ🎡
37
蔦重其之陸*うーん、これはちょっと期待外れだったかもな。前作には成長あり初めて江戸を目にするワクワク感も伝わったんだがなあ。今回は孫への説明ばかりで、蔦重や絵師らの話がぐっと少なくなってしまった。江戸再訪の目的も弱く、しっかりしたプロットもないまま書かされてしまった感じがする。自分で買った本なら投げつけるとこだ。こんなのもう蔦重の話とは言えないよ。2025/02/06
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2025年1月初版。書き下ろし。『蔦重の教え』〈2013年2月刊=既読〉の続編です。NHK大河ドラマ『べらぼう』あやかりで出版したのでしょうか?分かりやすく、入門書にピッタリです。2025/03/25
spike
1
流行りの?蔦重モノ、新聞広告で見て手に取る。数年前に書かれたものの続編だが、読まなくてもまあまあついていけるが、蔦重のことやこの時代のことがある程度わかっている前提で描かれるので、そこがわからないと骨が折れるのかな。まあ作者が蔦重に惚れ込んでいることはよくわかった。2025/02/02