新潮文庫
はやぶさ式思考法―創造的仕事のための24章

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101272511
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0195

出版社内容情報

地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の奇跡――計画を成功に導いたプロジェクトマネージャーが独自の発想法と実践を伝授する!

夢を超えた――総移動距離60億km、幾多の危機を乗りこえ、地球に帰還した奇跡の小惑星探査機「はやぶさ」。世界初の成果と七年間の飛行は日本中に感動を与えた。リスクと困難に立ち向かい、未曾有の成果をもたらした「はやぶさ」プロジェクトのリーダーが、ポジティブ加点法など独自の思考術と仕事術を提言する。『「はやぶさ」式思考法――日本を復活させる24の提言』改題。

内容説明

夢を超えた―総移動距離60億km、幾多の危機を乗りこえ、地球に帰還した奇跡の小惑星探査機「はやぶさ」。世界初の偉業と七年間の飛行は日本中に感動を与えた。リスクと困難に立ち向かい、未曾有の成果をもたらした「はやぶさ」プロジェクトのリーダーが、ポジティブ加点法など独自の思考術と仕事術を提言する。

目次

減点法を止めて、加点法にしよう
許認可制は妨げになりうる
ルールは少ないほどよい
教科書には過去しか書いてない
天の邪鬼のススメ
システムエンジニアリングより親方徒弟制
「失敗する」チャンスを与えよう
「ヒラメ」を作らない方法
スケジュールは必ず遅れる
トラブルは勲章と思え〔ほか〕

著者等紹介

川口淳一郎[カワグチジュンイチロウ]
1955(昭和30)年青森県生れ。宇宙工学者、工学博士。京都大学工学部機械工学科を卒業後、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻に進学。’83年同博士課程修了。旧文部省宇宙科学研究所に入り、2000(平成12)年教授就任。ハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」工学実験衛星「ひてん」、火星探査機「のぞみ」のミッションに携わる。小惑星探査機「はやぶさ」ではプロジェクトマネージャーを務める。現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)教授・シニアフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぜんこう

18
一番印象に残ったのは、一般的な100点満点だと減点法、つまり失敗のカウント、失敗しないように手がたくなるかもしれないが飛躍はない。満点のない加点法で宇宙開発は見るべき。 宇宙開発に限らず加点法のほうが伸びるような気がする。2020/01/17

まかあい

5
年度初めにふさわしい本。元気になりました!2015/04/11

ぽつぽつぴー

5
はやぶさ開発の様子などもわかって面白かった。2015/03/28

ceskepivo

5
小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた著者が24の思考術と仕事論を説く。いずれも「そうだよな」と思わせる。中でも、減点法をやめて加点法にしよう、迷うくらいなら、どっちでもよい、「こうすればできる」と考えようがお気に入り。何事も強い意志と開き直りが必要ということか。2014/04/16

ちくわ

4
はやぶさのプロジェクトマネージャーの著者による思考方法を開陳した書籍。心に残った考え方をいくつか。減点法ではなく加点法で考えよというのは参考になる。自分自身も他人を減点法で考えてしまいがちではあるので、この発想で臨む必要がある場面もあると感じる。迷うくらいならどっちでも良いというのもその通りだと思う。ここまで考えていれば、あとはどちらの道を選んだとしてもその運を掴めるかは本人次第だし、そこで割り切る覚悟も必要となってくる。イノベーションを起こすということに興味がある人には読んで欲しい。2024/03/17

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