新潮文庫
石の扉―フリーメーソンで読み解く世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101266411
  • NDC分類 361.65
  • Cコード C0120

内容説明

坂本龍馬の背後にはある秘密結社があった―。一介の脱藩浪人の事績としてはあまりにも不自然な、船中八策、薩長同盟、大政奉還。ある英国人との関わりから維新史を解き明かし、またピラミッド、十字軍、米国建国等々の謎もこの結社の暗躍を軸に読み解く。国内外の会員たちへの直接取材と綿密な調査によって最大最古の秘密結社フリーメーソンの真実に迫る衝撃のノンフィクション。

目次

第1章 秘密結社は静かに蠢く
第2章 フリーメーソンは私たちの日常に潜んでいる
第3章 秘密結社誕生
第4章 十字軍の遺恨
第5章 解き明かされる明治維新の裏
第6章 兄弟愛・救済・真実
第7章 受け継がれるフリーメーソンのマーキング
第8章 全能の目
第9章 メーソン国家の戦略
第10章 フリーメーソンの光と影

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

35
★★★☆先に読んだ龍馬の黒幕に比べて、インパクトは少ない。単なるフリーメーソンの説明本か?2014/07/31

ほちょこ

30
再読。この手の本は疑ってかかる、という掟(自分だけ?)があるが、加治さんはあやふやなりにもちゃんと調べた感じがある。とはいうものの、明治維新、グラバーさんの辺りは随分と思い入れもあるようで、もう少し他の文献も読むたくなる。とはいうものの、日本史落第の私には面白く読めた。2018/02/19

おおとろ

2
☆☆☆☆2020/02/13

Yasomi Mori

2
陰謀論モノではなく、むしろ陰謀論を否定する概説的な一冊。宗教団体ではなく、統一した意思ももたない。「自由」「平等」「友愛」という〈近代〉と同じ理念を掲げる組織。各国要人に会員が多数存在するのはたしかだが、《アメリカをフリーメーソンが牛耳っているという話は論外》と。面白い/ただ「秘密結社なのだから証拠がないのは当然だ」といった飛躍・推論が目立つし、史料至上主義者で商売を知らない歴史学者~と藁人形論法的にdisりながら、もう一方で、心理学者の先生がいうには~と都合よく自説を補強する態度は誠実さに欠けると思う。2015/01/01

boutiquekouichi

2
この文章で売りものとして世に出す神経を若干疑うし、異説支持者を全否定するスタイルも鼻につくけど、フリーメーソンに対して野次馬的な興味しかない自分にとってはそこそこ楽しめる内容だった。 博愛!友愛!みたいなうさんくさいイメージしかなかったけど、人脈作りという現実的な(?)一面もあったのね。 勝海舟陰謀説しか知らなかったので、明治維新にメーソンが絡んでいるという推理はおもしろかったな。 作中に登場した、メーソンをモチーフにした映画も観てみたい。2012/12/04

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