内容説明
安くて、手近で、しかもメチャクチャ美味い―それがC級グルメだ。「何でも食べてやろう」の精神で、ありとあらゆるものを口にしてきた「冒険する舌」ことコイズミ博士は、「冷や飯」に季節を感じ、「サバの水煮」に人生を知る。魚料理、肉料理はもちろん、鍋料理、納豆料理から漬け物や甘味まで、広大無辺なC級世界の逸品を探求、堪能。秘伝レシピとともに贈る爆笑“食”エッセイ。
目次
第1章 ぶっかけ飯・ご飯もの
第2章 鍋物・麺類
第3章 納豆
第4章 魚料理
第5章 肉料理
第6章 野菜料理
第7章 漬け物
第8章 ア・ラ・カルト
第9章 甘味・果物
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学で教授として永く教鞭を執った後、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。農学博士。専攻は、醸造学、発酵学、食文化論。学術調査を兼ねて辺境を旅し、世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomomi Yazaki
21
悪ガキだった頃の思い出から始まる本書は、著者の自慢とする料理の紹介本です。自宅、外食、地方、海外と場所を選ばず食べまくる。目次を見たら、なんと百。さてさて、どんな食べ物が味わえるのか楽しみ~。丼、鍋、魚に肉、野菜、漬物等々。なかには美味しい料理ばかりでなく、不味い料理やお勧めしないお店の紹介もあり、ずっこけました。でもそこは先生のユーモアで面白おかしく読ませていただきました。A級グルメに負けず劣らずの美味を醸し出すC級グルメの数々。氏曰く、C級知らずしてA級を語る勿れ。飽食の時代を象徴する名言です。2023/10/19
HIRO1970
20
☆★☆小泉先生の本はこれで何冊目かな、今回は題名の通りC級グルメということで割と身近な食材の美味しい食べ方の紹介が多くて参考になるところが多かったと思います。とは言えいつも通りとても入手できないような食材を使った貴重なお話も満載ですのでご安心ください。あ~腹減った。2014/02/16
gonta19
15
2010/4/27Amazonより届く。 2012/7/12~7/17 久しぶりに読んだ小泉先生本。相変わらずの食への愛情あふれる文章は読んでいるこちらも元気にしてくれる。紹介されたメニューをみると、日本に産まれて良かったなぁ、と思えてくる。2012/07/17
ウチ●
6
「酒盗の納豆和え」の香りと味を想像しただけで辛口の純米酒あたりを熱燗でコピリコピリとやりたくなってしまうのは私も小泉先生にシンパシーを感じます!「納豆」や「海産系」はやはり外せませんが、気取りの無さは天下一品。意外にも役立つレシピも多数。c級グルメは決して三流ということではなく、A級の謙遜形でありました!2018/07/15
miwapicco
6
納豆の章が独立しているところがナイスヾ(*´∀`*)ノ何度でも読めるー2016/07/24