内容説明
『有夫恋』の作者が振り返る波乱の川柳人生。
目次
吉井川河口に生まれ育つ、
戦時下の女学校生活
「伸びよ新子」―徳三の励ましを受けて新子は己れの表現を解放し翔び立とうとする
新子句の昂まりが招く数多の批難、罵評
女を、愛を、人生を―凝縮・観照させて生まれる新子の句
句集『新子』への評価が広まり高まる
川柳における批評とは何か、作家とは何か。川柳界の錚々、俳人・詩人の新子観、作品論を貪欲に取捨して摂る新子
既成と訣別して新子は自立する
句集『月の子』上梓
古(伝統)川柳の3要素を克えて新子が提唱する現代川柳の6要素
女がものを書く人生とはどういうものか〔ほか〕