新潮文庫 美しき身辺整理―“先片付け”のススメ

竹田 真砂子【著】

新潮社（2014/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 240p／高さ 16cm
• 商品コード 9784101257914
• NDC分類 914.6
• Cコード C0195

出版社内容情報

老後こそ身軽に生きるべし。大事なものを処分するコツ。遺言書と「委言書」を準備しよう。スマートな最期を迎えるための指南書。

誰でも死ぬときは一人。なるべく周囲に迷惑をかけぬよう、老後は身軽であるべきです。そのための「先片付け」とは？　大切なものから手放すのがコツ。写真やアルバムは思い切って処分。葬儀の費用を知っておこう。年寄りの生活にこそパソコンが便利。「委言書」の書き方。自己管理の重要性。後悔しない生き方とは。「死」にきちんと向き合い、美しい最期を迎えるための心得、全五章。

内容説明

誰でも死ぬときは一人。なるべく周囲に迷惑をかけぬよう、老後は身軽であるべきです。そのための「先片付け」とは？大切なものから手放すのがコツ。写真やアルバムは思い切って処分。葬儀の費用を知っておこう。年寄りの生活にこそパソコンが便利。「委言書」の書き方。自己管理の重要性。後悔しない生き方とは。「死」にきちんと向き合い、美しい最期を迎える「心得」全五章。

目次

第１章　十二単衣を着て走れますか？（年寄りは偉い；弄ばれる『死』　ほか）
第２章　ほんとうにお金はいりませんか？（火葬場ガイド；葬儀の経費は自前で　ほか）
第３章　『死』は怖いものでしょうか？（延命治療は誰のため；自分の『死』を演出する　ほか）
第４章　美しく生きていますか？（地獄ってなに？；全国にあるぽっくり寺　ほか）
第５章　自己管理ちゃんと出来ていますか？（清栄会縁起；遺産の活用　ほか）

著者等紹介

竹田真砂子［タケダマサコ］
１９３８（昭和１３）年、東京・牛込神楽坂生れ。法政大学卒業。’８２年『十六夜に』でオール讀物新人賞を、２００３（平成１５）年『白春』で中山義秀文学賞を受賞。現在、時代小説を中心に活躍。京都「鴨川をどり」など、邦楽舞台作品の台本も多く手がける。中山義秀文学賞選考委員、独立行政法人日本芸術文化振興会（国立劇場）評議員、および歌舞伎脚本公募作品選考委員を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[パフちゃん＠かのん変更]

かすかに記憶があると思ったら、2年前に読んだ本でした。苦しまずに、誰にも迷惑をかけずに死にたい。そうだね。『死ねない恐怖』というのもあるそうだ。年を取り、周りに知人もいなくなり、外出する体力もなく、十分なお金もなく、自力では何もできず、誰からも望まれていない邪魔者なのに、それでも意識を失うことなく生きている。長生きも考えものですね。ホラーだわ。それはともかく、スリムを目指すべし。体重も身の回りのものも。異存はありません。

2017/06/06

[パフちゃん＠かのん変更]

実用書じゃなくてエッセイでした。１９３８年生まれで法政大学卒業ってんだからそんな時代に４年制大学に行けるような人ですね。後期高齢者になっても全くボケていません。お母様を送った後は一人暮らし。家族も兄妹もいらっしゃらないから、一人で死ぬ覚悟が書かれた潔い本でした。旦那がいても子どもがいても結局死ぬときは一人だしそれまでに周囲に迷惑を掛けないようにしたい。

2015/01/07

[佐島楓]

私も、母のこと、そして自分のこと、じっくりと死について考えねばいけない年代にさしかかってきた。全然断捨離ができないし、本も増え続ける一方だけれど、それは自分にはまだ時間があるという「甘え」があるからだろう。他人が立ち入って見苦しくない程度には部屋を片付けておきたいと思った。

2014/08/10

[Tadashi_N]

実践的すぎる人生の片付け方。葬儀社も出てきた。

2022/10/17

[バーバラ]

今年76歳になられる著者による、死ぬ前にやっておくべきこと、心構えなどを書いた本。「50歳以上必読！」の帯に惹かれて買いました。とはいえ、随所に「老人は…」とか「年寄りというものは…」とかいう文字が出てきて、50代に仲間入りしたばかりの私にはピンとこないというかなんというか(^_^;)見事に身辺整理をしてから逝った歴史上の例はなかなか興味深かったです。また、不要な物の処分とか、自己管理の大切さとか、目新しさはないけれど、今からでも心がけておく方がいいことも書いてあり、それなりに、さらりと楽しめました。

2014/07/18