出版社内容情報
近所にある別のホームに転居した知人から、幽霊が出るので調べてほしいと頼まれたアンジェラたちは、施設見学にかこつけて調査に出向くが……。老人探偵団シリーズ第７弾。
内容説明
高級老人ホーム“海の上のカムデン”に変化が起きた。長年住んでいたトッツィが、近所にできた老人ホームに引っ越したのだ。三週間後、その彼女がアンジェラとキャレドニアに依頼をする。転居先に出る幽霊の正体を見極めてほしいというのだ。同じ屋根の下にいた縁で…というよりは退屈しのぎが目的で、名物コンビは“潜入捜査”を敢行するが…！？老人探偵団シリーズ第七弾。
著者等紹介
中村有希［ナカムラユキ］
１９６８年生まれ。１９９０年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょろんこ*勉強のため休止中
77
いくつになっても、その時その時を楽しんでいる登場人物達がいい。パワフルでチャーミングな人達ばかり。私はバリバリの謎解きミステリーよりも、こういうキャラが際立っていて、会話が愉快な本の方が好き。謎解き度は低いけど、細部まで楽しめた。2014/01/22
雪紫
65
「うちは名前にふさわしい場所でしょがーーここは立派な、引退後のホームだよ。だけと丘の上のあれはただの……年寄り工場だわ！」ライバル老人ホームの幽霊調査。＜海の上のカムデン＞のペット購入問題（インコの名前判明）。そしていつもの殺人。最初から犯人はあからさまでこいつじゃなきゃ逆に驚くが、タイトルやある部分を回収した結果が別の意味では驚き。しかしあちらだと老人はピザ宅配が普通なのか・・・まさに飯テロならぬピザテロ。それを生かした伏線や幕引きがユーモアめいてお見事。2022/07/31
寧々子
31
序盤のアンジェラたちの幽霊捜しは面白かった♪ 新たに実用一辺倒で建てられた老人ホームと、優美だったホテルを改装して高級老人ホームとなった「海の上のカムデン」との違いに、アンジェラたちが困惑したり憤慨したりする様子が面白くて！ だから、お試し入居期間を延ばすことなくサッサと戻ってしまうと拍子抜けしました。 アンジェラとキャレドニアは相変わらず魅力的なのですが、今回はちょっと散漫な展開で乗りきれず、読むのに思った以上に時間が掛かってしまった。 でも、猫と犬の描写はどちらも愛らしくて和ませてくれました♪2016/07/23
おか
29
〈海の上のカムデン〉シリーズ第７弾。高級老人ホームの競争相手の〈黄金の日々〉登場、ここは 汚れると困るから樹脂パネル、ステンレス、ビニールレザー、エナメルで覆い尽くされ 食事は機能性重視で 挙句に紙皿、そして 規則規則(ｰ ｰ;)何処にでもある様な 私は絶対入居したくないホーム 笑。今回 アンジェラは様子の良い男にふら〜っとなる 笑。いくつになっても、、、^_^ それに引き換え キャルは「惚れてまうやろ〜」と思わせる良い女っぷりV(^_^)V彼女見てると ダイエットなんてする事ないと思えて、、、危険 笑2016/04/19
はんみみ
23
奥さま方、ゴミ漁りをするの巻。コージーシリーズってこのくらいの舞台変化がいいな。主人公があまりに普段と違うことをするのは違和感を感じる。「ホーム」を離れて出張したままも寂しいし、面子が固定されれば犯人分かりやすいし…＊あと一冊しかないとは残念！2014/04/20
