出版社内容情報
卑怯を忌む日本人の美徳は、どこに行ってしまったのか。現代の病んだ精神を鋭い慧眼と独自のユーモアで明るみにするコラム集。
陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校――。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ! 卑劣を悪(にく)む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。
内容説明
陰湿ないじめで一人の中学生が自ら命を絶った。見て見ぬふりをした教師、生徒たち。責任逃れに終始する教育委員会や学校―。まさに卑怯者のオンパレードである。社会も然り。政治家も、正義を振りかざし揚げ足を取るマスコミも、恥を知れ!卑劣を悪む日本人の美徳は、一体どこに行ってしまったのだろうか。現代の病んだ精神を慧眼と独自のユーモアで明るみにする、痛快コラム集。
目次
第1章 日本が考えるより世界は醜い(ホンキー・トンク・ウィメン;増税論という“物の怪” ほか)
第2章 政治の不毛が続くわけ(国土は消えていく;歴史知らずして誇り持てず ほか)
第3章 切り捨てられる未来(ふとん礼讃;後楯が何より大切な国 ほか)
第4章 楽観的であれ(ノブレス・オブリージュ;涙の訪問客 ほか)
第5章 民主主義とはいやなもの(バークと福澤の叡智;今ここに在る奇跡 ほか)
著者等紹介
藤原正彦[フジワラマサヒコ]
1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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双海(ふたみ)
まりにゃ
まりにゃ
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チャメ