文春新書<br> ガンダムと日本人

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文春新書
ガンダムと日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166607846
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0276

出版社内容情報

今も大人たちを燃え上がらせるガンダム。京大高坂正堯門下の筆者がこの名作アニメを通して日本人の戦争観、ものづくりを読み解く。

内容説明

“夢”を次々と“現実”へと変えていった小さな国が30年前に見た、今なお手の届かないとてつもない空想にして万感の思いが込められた産物。戦後日本の歩みが『機動戦士ガンダム』という一点に収束した過程を追っていくことで、この国の過去と未来への扉を開く。

目次

第1章 ジオン公国と大東亜共栄圏(「テレビまんが」から「アニメ」への成長;ナチスと似ているからリアル? ほか)
第2章 「ザク=零戦」「ガンダム=戦艦大和」か?(主役はガンダムよりも量産機・ザク?;量産機のテスト機体にすぎなかったガンダム ほか)
第3章 スペースコロニーと宇宙への夢(スペースコロニーと宇宙開発;ガンダム世界は「核の脅威がある場所」 ほか)
第4章 二人のシャア―富野由悠季と小沢一郎(シャアと小沢、二人の「壊し屋」;恵まれたプリンス達 ほか)

著者等紹介

多根清史[タネキヨシ]
1967年生まれ。京都大学大学院法学研究科修士課程修了(国際政治学)。高坂正堯ゼミ所属。ゲームやアニメから国際政治や産業史まで、幅広いジャンルに取り組むフリーライター。“オタク界”では熱狂的な読者を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海月

81
図書館本。素直に難しい。 ガンダムが好きでこの書籍を気にはしてたけど意を決して読んでみたら題名とだいぶかけ離れてる印象。日本人というよりも世界情勢とガンダム的な感じだろうか?あと話が壮大すぎて宇宙系や政治系の話は自分にはさっぱりでした。 なので収穫といえば戦争と宇宙のつながりを知れたことか? あとやっぱりガンダムという作品もいろんな奇跡が重なったことによって作られてアニメ作品だということ。 んーしかし硬い話だった感が否めない(笑)2021/06/21

まつじん

22
こじつけ過ぎです。でもなぁスペースコロニーが実現しそうにないのはちょっと悲しくなりました。せめて軌道エレベーターは何とかならんかね?2013/11/26

マーム

16
シャー・アズナブル=小沢一郎という著者の分析には、素直に頷けませんでした。ファースト・ガンダム世代からすると、まったく考えても見なかった対比を著者は試みています。心情的には大いなる違和感を覚えますが、両者とも旧来のシステムの破壊者であるいう点において共通していると言われると、なるほどそうかも知れないなと思えてきてしまうので困ったものです。でも、よりによって小沢一郎はないよなぁ。2010/12/05

なお

15
図書館本。小学生の頃ガンダムに夢中だったけど、内容をあまり理解していなかった事に気がついた。シャアは宇宙人と思っていたし、連合軍は正義の味方だと思っていた。戦争はどれでも1つの局面から見てはいけないと改めて思わされた本。2016/05/29

佐島楓

14
富野ガンダムを良く知らない人だと楽しめないだろう本。ファーストガンダム以前の富野作品あたりの話が一番良かったかな。暴論気味のところが散見されるが、ガンダムも結構乱暴な論理の作品だったような・・・。またそこがいいのだけれど。2011/09/06

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