新潮文庫<br> 密謀 〈下巻〉 (改版)

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新潮文庫
密謀 〈下巻〉 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101247137
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

天下人とは、人の血と欲の上にあぐらをかいて平然たる者――。家康に敢えて降った上杉景勝、苦悩の決断。

秀吉の遺制を次々と破って我が物顔の家康に対抗するため、兼続は肝胆相照らす石田三成と、徳川方を東西挟撃の罠に引きこむ密約をかわした。けれども、実際に三成が挙兵し、世をあげて関ケ原決戦へと突入していく過程で、上杉勢は遂に参戦しなかった。なぜなのか――。著者年来の歴史上の謎に解明を与えながら、綿密な構想と壮大なスケールで描く渾身の戦国ドラマ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

102
天下分け目の関ヶ原。家康率いる東軍と三成の西軍、義も利も超えた大軍同士の大激突。そして会津で奮い起つ上杉。勝者はいわずもがな家康。だが、家康…勝つべくして勝ったのか。結果は百も承知、しかし、直江兼続の戦略が的中するのでは?家康は敗れるのでは?歴史的錯覚をしてしまいそうな緻密で複雑な心理描写。読応え大でした。二転三転する政局、野望と矜持。家康は勝つべくして勝ったのか。兼続の長い戦いは終わるべくして終わったといえるのだろうか。薄氷を踏むかの如く男達の緊張がヒリヒリくる。そして…戦の世は静かに終焉を迎えます。2018/07/03

ふじさん

94
秀吉亡き後、我が物顔の家康に対抗すべく、兼続は三成は家康を倒すべく密約を交わす。しかし、関ヶ原の戦いには、上杉勢は参戦することなく終わる。独自の道を歩む選択した景勝と兼続の苦悩のやり取りも読み応えあり。「恥辱にまみれても家名を残す」という景勝の苦渋の決断を受け入れる兼続の心中は計り知れない。最後まで、家康との戦を進言する兼続に景勝が吐露する言葉には、武将としての彼なりの矜持がにじみ出ていて読み応え十分。歴史上の幾つかの謎に彼なり解釈を加えながら、緻密な構想と壮大なスケールで描いた戦国小説。 2022/06/11

nakanaka

84
石田三成と直江兼続による密謀、これが上手くいっていればどうなっていたのだろう。しかしながら徳川家康の策略も流石でその攻防を存分に楽しめました。関ヶ原での西軍の敗北を知った時の兼続の心境たるや…。また上杉景勝の無口っぷりや謙信公への過ぎた信仰にイライラしたりもしましたが、そんな景勝だからこそ負けて尚上杉家を明治の世まで残せたのでしょうね。山形出身の作者ということもあり地元の人にしか分からないような地名も出てきて楽しむとともに勉強になりました。山形の英雄・最上義光の活躍が嬉しいですね。2018/08/18

じいじ

82
いよいよ、秀吉亡き後の後継争いが始まります。並みいる武将の中で、野心満々は家康だけだったようです。藤沢氏の描く虚々実々の駆け引きが面白い。今作の主役・兼続を自軍に取り込もうと策を弄する家康。兼続の出した、家康への返書が痛快です。全文が「からかいと嘲笑、罵り…」で貫かれた文面でした。さぞ、受け取った家康の腸は煮えたぎっていたでしょう。史実に基づいて書かれた歴史小説も書き手によって、こんなにも面白くなることを実感しました。家康を「敵役」にした『蜜謀』は、とても読み応えがあり面白かった。2023/02/20

goro@the_booby

65
秀吉、家康に翻弄される上杉家。義を通せば倒されるが義を通さなければ矜持が廃る。静四郎とうねのラストは新しい時代の始まりだろうか。イベント「海坂藩城下町 第3回読書の集い」参加中です。2017/12/31

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