内容説明
「尋常でない何かが起こっている」。死者の数は留まるところを知らず、村は恐怖の連鎖に陥っていた。山々に響き渡る読経、毎日のように墓場に消えていく真白き棺。さらにそのざわめきの陰で、忽然と姿を消している村人たちがいた―。廃墟と化した聖堂に現れる謎の少女。深夜、目撃されるトラックの残響。そして闇の中から射る、青白い視線…。目が離せない展開、戦慄の第二幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
399
★★★☆☆ 2巻に入ってどんどんと村人が死んでいき、物語の不気味さが加速していく。しかし、手掛かりがほとんどなく、何ら対策を取ることができないので歯痒い。 兼正の関係者を家に招いたもの、接触したものが感染しているように思うが、沙子と何度も会っている静信が平気なので不思議。 夏野は冷めた感じで応援したくなる性格ではないが、問題解決のキーマンになりそうなんで期待している。あと頼りないけど一応かおりちゃんにも。2026/07/05
Tetchy
295
本書がS・キングの名作『呪われた町』の本歌取りであることはつとに有名で私は幸いにしてその作品を読んだ後で本書に当たることができた―本書刊行時はキングなんて私の読書遍歴に加わると露とも思っていなかったから、すごい偶然だ。これもまた読書が導く偶然の賜物だ―。日本のどこかにある山奥の村の、核家族、母子家庭、親子三代が同居する、嫁姑の関係が良好な家族、そのまた逆の家族、離婚して親元に戻ってきた親子家庭と多種多様な村人たちの日々の暮らしが屍鬼の侵略によって脅かされる様が、破滅への道のりがじっくりと描かれていく。2019/04/18
ちくわ
165
連続で読むと挫折しそうだったので、間に伊坂作品を挟んでから挑戦。冒頭から映画『アウトブレイク』っぽい。物語のキーとなりそうな幾つかの謎や静信の小説を絡めつつ、ドミノ倒しのように外場の住人が死亡していき、刻々と拡散・増幅する外場の人々の動揺や哀哭が、各家庭毎に克明に描かれていた。こんな怒涛の展開が五巻まで持つのか?と妙な心配をしてしまったが、一流の作家さんなのできっと最後まで楽しませてくれるはず。さしずめ今の自分は、複雑に張り巡らされた伏線という蜘蛛の糸に絡めとられ、身動き出来ずたじろぐ一羽の蛾なのだろう。2026/02/20
ミュポトワ@猫mode
144
怖くて長い小野先生の長編ホラー、屍鬼2巻読了しました。今回も怖かった。原因のわからないゾクゾクずる怖さが背景にあって、何が原因なの?ってずっと考えてしまうそんな本です。伝染病みたいな話になってきたので、ちょうど時期的にもマッチしてたのかなって気がしますが、まぁ伝染病ではないのでしょう。あと3巻あるので、どう落としていくのか気にしつつ、続きも読んで生きたいと思います。特に小野先生の本は後半爆走しますしね♪2020/06/20
nobby
107
驚くほど人が死んでゆく。一方で尋常でなく人が去って行く。疫病?退職?夜間の引越?その関連性が全く分からない。そして結構身近な大事と思っていた人物もあっさり死んでビックリ…その背後に、時々思い出される不吉な屋敷の住民の姿が不気味に垣間見られる。何より静信の期待に沿って夜半に現れる病弱な娘・沙子がする会話や分析が聡明過ぎて不気味。それにしても以降の展開がどう進むのか全く予想もつかぬまま、いざ3巻へ♪2015/10/18




