内容説明
アンカラで“私”は一人のトルコ人女性を訪ね、東京から預かってきたものを渡すことができた。イスタンブールの街角では熊をけしかけられ、ギリシャの田舎町では路上ですれ違った男にパーティーに誘われて…。ふと気がつくと、あまたの出会いと別れを繰り返した旅も、いつのまにか「壮年期」にさしかかり、“私”はこの旅をいつ、どのように終えればよいのか、考えるようになっていた―。
目次
第13章 使者として―トルコ
第14章 客人志願―ギリシャ
第15章 絹と酒―地中海からの手紙
対談 旅を生き、旅を書く(高田宏;沢木耕太郎)
あの旅をめぐるエッセイ5
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- 和書
- 映像(イメージ)の論理



