新潮文庫
こぼれ種

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101216225
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

植物に親しんだ祖父・幸田露伴と母・文。二人の記憶を辿って、庭の花や近所の街路樹から始めた「植物めぐり」は、郊外の雑木林へ、ついには山奥の巨木を訪ねる旅へと広がっていった。人間とは異なる長い生を持ちながら、道具や染料、季節の飾りに形を変えて、暮らしに恵みを与えてくれる植物たち。そんな植物との、四季折々の豊かな出会いを、写真を添えて綴る、清々しいエッセイ集。

目次

目の前の椋
花を追う
芽吹きのとき
柳絮舞う
縁のあるもの
くさぎの色
道ばたの木
塔の名残り
紅葉を待つ
お正月を育てる〔ほか〕

著者等紹介

青木玉[アオキタマ]
1929(昭和4)年、東京生れ。祖父は幸田露伴、母は幸田文。東京女子大学卒。’59年医師青木正和と結婚。’90(平成2)年に母が没してのち、『崩れ』『きもの』『木』『季節のかたみ』などの遺稿の整理と、『幸田文全集』の編集に携わる
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感想・レビュー

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あつひめ

16
小さな一粒の命が何百年も生きて巨木となって、人間の世界を上から眺めている。時には日陰を提供してくれて人の心を覗く。季節と自然・・・切っても切れないものを思い出と供に語る。今まで見ていなかった視点から自然に触れたくなった・・・。ハンカチの花を見てみたいなぁ。2010/08/02

noriko

4
世襲の仕事をする人々や職種は数々あれど、物書きというものも環境や血筋などが作用する?阿川宏之、檀一雄、太宰治、萩原朔太郎、吉本隆明その他思いつくが、2代目のものは偏見かやっかみかあまり読まない。幸田露伴、幸田文、青木玉、青木奈緒、と4代まで続く物書きの、これは玉さんのエッセイ。テーマに関心を持った。観察が細かく、きちんきちんと丁寧に書き綴っているのに好感が持てた。写真つきなのも嬉しい。2017/08/18

takakomama

3
植物のカラー写真と祖父・幸田露伴、母・幸田文との思い出などを綴ったエッセイ。植物は花を咲かせ、実を結び、樹木は人間よりも長生きで巨木になります。四季折々の季節を感じられる本。2017/04/19

マジョラム

2
主に木のことが中心に書かれている。ハンカチの木はこの本で存在を知った。木って当たり前に生えているけど名前まで知ってる木となると本当に少ししか知らない。けやきの木もよく街路樹で植わっているけどどんなのがけやきの木かと尋ねられるとうすぼんやりとしていて正直わからない。この本を読んで、多少木にも興味が行くようになった。2020/11/27

つんこ

2
植物の専門的な本ではなくて、ちょっと気にかけて散歩していれば興味をもつくらいの木や花、それらにまつわる個人的なエピソードが綴られている。個人的にはクサギの話や興味深かった。また小石川植物園から幸田家、幸田家から礫川公園に移植されたハンカチの木も今年はぜひ見てみたい。 自分や家族と関わりのない大仰な知識を詰め込むことよりも、身近にあって毎年誰かと一緒に見守ってひと言ふた言交わせる木や花があることの豊かさ。花が咲くたび、緑が美しくなるたび、思い出すものがある、分かち合いたい人がいるというのは幸せなこと。2019/03/23

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