出版社内容情報
生家は博徒の組織。昭和ヤクザの香り漂う河内弁で語られる濃厚な人生。気鋭の犯罪社会学者が聴き取った衝撃のライフヒストリー。「そんな珍しいもんちゃうで」少し寂しげに笑いながら、女は口を開いた――。生家は関西で戦前から続く博徒(ヤクザ)の組織。少女時代は男顔負けの喧嘩(ゴロ)と薬物(クスリ)に明け暮れた。一度は幸せな家庭を築くが、浮気がきっかけで再び覚醒剤(シャブ)に手を出し、逮捕される。「大学」という名の刑務所での生活、そして出所後に見つけた自らの社会的役割とは。昭和ヤクザの香り漂う河内弁で語られる濃厚な人生。
廣末 登[ヒロスエ ノボル]
内容説明
「そんな珍しいもんちゃうで」少し寂しげに笑いながら、女は口を開いた―。生家は由緒正しい関西の博徒。少女時代は喧嘩と薬物に明け暮れた。一度は幸せな家庭を築くが浮気がきっかけで再び覚醒剤に手を出し逮捕される。四年半の刑務所暮らし、そして出所後に見つけた自らの社会的役割とは。昭和ヤクザの香り漂う河内弁で語られる濃厚な人生。
目次
1 組長の娘―中川茂代の人生(家庭環境;学園時代;シャブ入門編 ほか)
2 中川茂代のテレビ番組から(テレビ西日本・TNC報道ドキュメント)記者魂“暴力団「離脱」の現実―元組員の社会復帰支援”
3 著者による解説(本書執筆を推進した「心根」の存在;本書の意義;筆者の関心事について ほか)
著者等紹介
廣末登[ヒロスエノボル]
1970(昭和45)年福岡市生れ。北九州市立大学社会システム研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は犯罪社会学。青少年の健全な社会化をサポートする家族社会や地域社会の整備が中心テーマである。現在、NPO法人市民塾21特別研究員、大学非常勤講師などを務める傍ら、「人々の経験を書き残す者」として執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
TSUBASA
ウィズ
fseigojp
Y.Terminator