内容説明
従来、謎とされてきた数々の難問を、快刀乱麻を断つごとく、いとも鮮やかに解明する。例えばなぜヒンドゥー教徒は牛を崇めるのか、なぜユダヤ、イラスム教徒は豚肉を忌避するのか、なぜヨーロッパ人はかつて魔女狩りを行なったのか―これらの疑問はすべて物質的な理由から説明がつくのです。
目次
1 母なる牝牛
2 豚を好む者と嫌う者
3 未開部族の戦争
4 獰猛な男性
5 ポトラッチ
6 幻の積荷
7 メシア
8 平和の御子の謎
9 ほうきの柄とサバト
10 熱狂的な魔女狩り
11 魔法の復活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
faqa
0
マーヴィンハリスの代表作みたいになってるけど「ヒトはなぜヒトを食べたか」の方が分かり易いし役に立ちます。2024/05/27
ねり梅
0
相変わらず、面白い‼️でも、随分昔の本だからか、魔女狩りの話は知ってたな。そして、これって日本の鎖国時代に幕府がキリスト教徒にしていたのと同じじゃね?幕府はもうなくなってしまったから、授業で倒幕の危機感があってキリスト教徒の迫害が、とかなんとか習うけれど、キリスト教会が現存していると、魔女狩りに関してはこんなことも考えられなかったのか…。それにしても、直接の脅威は自らの分派だったはずで、それなのに民衆をスケープゴートに使うとはなんともはやおそろしや。2018/02/22