内容説明
何がいけないわけではないのに、孤独でブルーなときがある。雨の日みたいな人生は、どうやり過ごしたらいいだろう。苦労人の父が定年後に自費出版した本、大学時代に憧れた女性の三十年後…人生の光と影を淡い水彩画のように描き、小さいけれど確かな希望を見つけだす。「日本のボブ・グリーン」による、不思議な安堵感に溢れたエッセイ集。
目次
ファイブ・イージー・ピーセス
自動販売機のような私
サウダーデ
「私」をめぐる諸説について
営業という仕事
ダンスパーティ
針生森にきいた映画の話
模型『私』
父の本
ルポルタージュ・コラムのできるまで〔ほか〕
著者等紹介
上原隆[ウエハラタカシ]
1949(昭和24)年、横浜市生れ。立命館大学卒。映像製作会社勤務のかたわら、雑誌「思想の科学」で編集・執筆活動をはじめる。その後、市井の人々の生き方に焦点をあてたルポルタージュ・コラムを執筆、心にグッとくるエピソードにあふれた文章で「日本のボブ・グリーン」と呼ばれる
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