出版社内容情報
新潮社[シンチョウシャ]
編集
内容説明
二千年前に地中海全域を囲む大帝国を築いた古代ローマ人。その栄光と滅亡までの壮大なドラマを描いた大ヒット歴史巨編のビジュアル・ダイジェストが待望の文庫化。全巻の読み所を美しい写真とともに紹介、さらに著者ロングインタビューや充実のコラム、美術館案内も収録した完全攻略ガイドの決定版です。
目次
第1部 『ローマ人の物語』を訪ねる(1巻~5巻編)
第2部 グラフ 皇帝たちの愛した街
第3部 『ローマ人の物語』を訪ねる(6巻~10巻編)
第4部 グラフ 帝国の属州を歩く
第5部 『ローマ人の物語』を訪ねる(11巻~15巻編)
第6部 グラフ ローマ人と友達になるための美術館巡り
塩野七生インタビュー なぜ、ローマ人は「寛容」だったのか
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
387
『ローマ人の物語』全15巻(文庫版では43冊)の総括・総集編。編集にあたったのは塩野七生さんご本人ではなく、新潮社出版企画部。企画・特集は玉石混交。巻頭の2つのグラフ「塩野七生の散歩道」、「皇帝たちの愛した街」や「『ローマ人の物語』を訪ねる」などはいいとして、一方の「ローマ人劇場ベストⅤ」などは、編集部内ではあれやこれやと盛り上がったのだろうが内輪受けの感も否めず、本編の格調を下げかねない。それにしても属州も含めて、ローマ市内にもフォロ・ロマーノやパンテオンが残り、我々もローマ世界を偲べるのはありがたい。2020/12/24
ケイ
90
『ローマ人の物語』と平行して読む。こちらは購入。忘れたり、曖昧にしか覚えていないところを見直すのに便利。遺跡の写真も多く、楽しめる。特に『帝国の属州を歩く』の章の写真と説明が興味深い。2014/12/15
優希
83
『ローマ人の物語』の世界に浸ることができます。ダイジェストビジュアルガイドブックなので、物語を振り返るのみならず、多くの写真でその世界を味わうことができるのがいいですね。読んできた世界が美しい写真で紹介されているのには感動しました。魅力あふれるガイドブックと言えるでしょう。2018/11/12
KAZOO
71
ローマ人の物語を文庫本で読み終えたので再読しています。この写真がほとんどの文庫はイメージを引き起こしてくれます。またイタリアばかりではなく、現在のイタリア以外の国にもローマの遺跡が現存しているということは、改めてすごいことだなあと感じました。これらを見るとやはり実物を鑑賞したくなります。2015/05/24
i-miya
47
2013.08.24(つづき)新潮社編。 2013.08.23 カルタゴ兵から笑いが消えた。 ローマ兵が歩いて渡れる桟橋もどき、桟橋ともなる「カラス」が猛威を振るう。 ローマの圧勝。 BC241、シチリアでの覇権を手にするローマ。 ◎ハンニバルがやってきた。 (写真)カンネの平原と後世描かれた会戦の陣形図。 一人の青年が静に復讐を誓った。 すでにスペインでの植民に成功していたハンニバル。 BC218.05.29、ハンニバル、カルタヘーナを出発。 2013/08/24