新潮文庫<br> 十字軍物語〈第2巻〉イスラムの反撃

個数:
電子版価格
¥781
  • 電子版あり

新潮文庫
十字軍物語〈第2巻〉イスラムの反撃

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月25日 21時11分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181455
  • NDC分類 230.45
  • Cコード C0122

出版社内容情報

11世紀末、第一次十字軍の奮闘により、聖都イェルサレムが占領され、中東に「十字軍国家」が成立した。しかしイスラム側の英明な領主たちの反撃を前に、キリスト教勢力は領土を失い、苦境に陥る。最後の希望を一身に集め、「癩王」と呼ばれた若きボードワン四世は、テンプル騎士団や聖ヨハネ騎士団の力を借りて総力を結集。「聖戦」を唱えるイスラムの英雄サラディンとの全面対決を迎えるのだった。

塩野 七生[シオノ ナナミ]
著・文・その他

内容説明

11世紀末、第一次十字軍の奮闘により、聖都イェルサレムが占領され、中東に「十字軍国家」が成立した。しかしイスラム側の英明な領主たちの反撃を前に、キリスト教勢力は領土を失い、苦境に陥る。最後の希望を一身に集め、「癩王」と呼ばれた若きボードワン四世は、テンプル騎士団や聖ヨハネ騎士団の力を借りて総力を結集。「聖戦」を唱えるイスラムの英雄サラディンとの全面対決を迎えるのだった。

目次

第1章 守りの時代(十字軍の第二世代;聖堂騎士団の誕生 ほか)
第2章 イスラムの反撃始まる(エデッサ陥落;修道僧ベルナール ほか)
第3章 サラディン、登場(スンニ派とシーア派;ファティマ朝の滅亡 ほか)
第4章 「聖戦」(ジハード)の年(「ハッティンの戦闘」;勝者と敗者 ほか)

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NICKNAME

74
二巻目もスイスイと読んでしまった。イエルサレムをキリスト教から奪還した、イスラムの英雄サラディンは実はクルド族であるとのこと。現在クルド族が虐げられているこの現実を彼が知ったらどう思うのだろうか。またクルド族を虐げているその他のイスラムの人々は、過去の英雄サラディンに対してどう思っているのだろうか?同じ宗教内の派閥争いというものは絶えないものなのであろう。またキリスト教側のボードワン4世という短命の英雄の存在感もなかなかであった。2019/03/03

ヨーイチ

72
二巻はイェルサレム王国の防衛物語。有名なサラディンってこの時代の人だったのね。当時の戦争、戦術、砦、兵站、海上戦力、宗教を含めた政治、外交、めまぐるしい程の情報量。にも関わらずこの人の物は不思議と頭に入ってくる(気がする)。文明の交差点で一神教の聖地に於ける国家と民族の興亡を想う。そして記録された蛮行と騎士道精神。極東の、概ね単一民族単一国家しか知らない小生にとっては限りない刺激的な読書体験であった。紹介したいことが多いが多過ぎて。2019/02/12

molysk

58
第二巻は、サラディンによるイェルサレム奪還まで。イスラム側にはザンギ、ヌラディン、サラディンと英雄が続々と登場するが、十字軍国家には建国の英雄に匹敵する人材が続かない。癩王ボードワン4世の悲愴な活躍も、イェルサレム王国の衰運を覆すには至らず、聖都はイスラムの手に戻る。十字軍国家の泣き所は、人材の差もあるが、戦力の絶対的な不足にあっただろう。宗教騎士団に身を捧げる騎士は一定数存在したが、西欧の王侯が率いるまとまった援軍は、イェルサレム陥落といった危機に至るまでは現れることなく、以後はイスラムの優位が続く。2020/01/03

えりか

58
頂き本。でた!テンプル騎士団!二巻は第一次十字軍のイェルサレム奪還後から、再びその聖地がサラディン率いるイスラム領となるまで。十字軍側だけでなく、イスラム側の動きや、エコノミーアニマルたちの思惑など、国内外の動きも描かれている。英雄には、実力はもちろんのこと、運にも恵まれていないとなれないのだ。病気を患いながらもイェルサレム王として統治し、果敢に戦ったボードワン4世の姿は勇ましさの中に悲哀が滲んでいて、切なくかっこいい。そして城塞のあの建築様式と、そして圧倒的であり堂々たる存在感、やっぱり好きだなぁ。2019/03/02

活字スキー

46
【あなたは早晩イェルサレムを手中にする。しかし、われわれは最後の一人まで闘いつづけるだろう】歴史面白し!!第一次十字軍はなんやかんやで成功したが、参加者の多くが「やったぜ、俺たち歴史に名を残しちゃったよ」とか言ってさっさと自国に帰ってしまったものだから、宗教的熱狂に踊ることなく冷静さや責任感を持って現地に残った連中は大変なことに。聖地奪還の立役者たちが一人また一人と天に召されゆくのとは対象的に、それまでバラバラだったイスラム勢力には、新世代のリーダーが台頭。攻守は完全に入れ替わるのだった。 2019/04/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13365357
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品