新潮文庫<br> 鞄に本だけつめこんで

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新潮文庫
鞄に本だけつめこんで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 329p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101159331
  • NDC分類 019
  • Cコード C0195

内容説明

私は子供のころから本を読むのが一番好きだった。梶井基次郎を読むたび湧き出す愛猫への思い。永井荷風が思い出させる幼き日の家出。坂口安吾に救われた思春期。幸田文とはだいぶ違った父娘関係。谷崎に性の厄介さを教えられ。小学生からの付き合いになる林芙美子…。本さえあれば、どんな日常も笑えて愛おしい。思い出をカラフルに彩る24冊の名作を紹介、読書の幸福に満ちた名エッセイ集。

目次

幸田文「父・こんなこと」―父親は、なぜか、どうも恥ずかしい
梶井基次郎「愛撫」―かわいい家族、猫
梶山季之「色魔」―男って何なのか
金子ふみ子「何が私をこうさせたか」―なるべく楽しく生きたいけれど
坂口安吾「堕落論」―不良になりたい
山川方夫「街のなかの二人」―「恋愛」についてたまには悩みたい
久生十蘭「キャラコさん」―清く正しく美しい人
川端康成「山の音」―舅は哀しい
森田たま「もめん随筆」―利口な女と聡明な女
田中英光「オリンポスの果実」―スポーツマンはかっこ悪い
「寺田寅彦随筆集」―自分の顔を見るのが怖い
谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」―老人は枯れているか
尾崎翠「第七官界彷徨」―隣りの家の小さな秘密
横光利一「火」―子供だって悲しい
杉本鉞子/大岩美代訳「武士の娘」―外国暮らしを夢みるとき
永井荷風「墨東奇譚」―電球の光が懐かしい
矢田津世子「茶粥の記」―料理は苦手
志賀直哉「網走まで」―ドキドキしながら読んだ教科書
田村俊子「女作者」―原稿を書くのは楽しいか
佐藤春夫「美しい町」―マイ・ホームなんかいらない
中勘助「銀の匙」―大人が喜ぶ物語
「三島由紀夫レター教室」―手紙は難しい
野溝七生子「緑年」―女って何なのか
林芙美子「放浪記」―死ぬまで読みつづけたい

著者等紹介

群ようこ[ムレヨウコ]
1954(昭和29)年、東京都生れ。六回の転職を経て、本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め、’84年『午前零時の玄米パン』を刊行、独立する。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しのさー

19
読書エッセイ 群さんの幼少期、学生時代や家族のことも書かれてて、当時の気持ちがストレートに届いた 挿絵もかわいくて和む2023/05/20

たろさ

10
「これは読書案内の姿を借りた、群ようこ案内である。」(あとがき)どんなに猫を可愛がっていようと猫が嫌がることや痛いことをする人は無理です。引っ叩いて猫と同じ目に合わせたいです。2021/10/15

きょん

8
いろいろな本を通じて、群さんの生い立ちや家族、友人、仕事などさまざまな思い出が綴られている。そうだよな、読書って、自分の環境に引き寄せてああでもないこうでもないと考えたり感じたりするものだよな、と思った。そして選書もさすが、いい本を読んでいる方でした。2022/03/08

シンプルねこ(うみねこ)

6
昔読んだ本だけど、新装版になって復刊したので再読。(だいぶ前に読んだので内容はほぼ忘れていた)群さんの幼少期からの思い出を交えて本を24冊紹介していく楽しいエッセイ。(渋い本が多い)以前読んだ時は読んだ本は1冊もなかったが、今回は2冊くらい読んでいた。(金子ふみ子「何がわたしをこうさせたか」「三島由紀夫レター教室」)2冊とも好きな本なので他の本も読んでみようかなという気になった。それに、このエッセイは本の紹介というより、エッセイ部分が面白いので渋い本に興味がない人でも楽しめると思う。2023/10/19

6
作者の幼少期の思い出とその時期にまつわる24冊の名作を振り返るブックエッセイ…。小学校の頃、図書館の本は読破するほどの本の虫として成長しながら、読書と離れる時期があったり、背伸びした本を手に取る時期があったり…と誰でも本と友達になり、疎遠になり、また身近な存在(本)となったりと、本との関わり方を成長記録と共に書かれた1冊に思うけど…口は悪いし、飼い猫(黒猫)の愛し方が少し独特なのは少し苦いものを感じましたが、潔い毒舌さはスッキリ爽快。しかし…24冊、今の私にとっては渋すぎるラインナップでした。2023/08/23

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