内容説明
『太陽の季節』で既成文壇に敢然と挑戦した著者の、同時期の傑作を集めた短編集。不良少年たちが、精神を病む女を弄び、海に突き落とすまでの無軌道ぶりを描く表題作。賭場の若い女の豪胆な賭け方に魅せられた男が語る「乾いた花」。鱶の化身のような女と少年の交流を幻想的に描いた「鱶女」など5編。他に弟・裕次郎の出世作となった映画「狂った果実」の原作を特別収録する。
著者等紹介
石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932(昭和7)年、神戸市生れ。一橋大在学中の’55年、「太陽の季節」で文学界新人賞受賞。翌年、同作の芥川賞受賞は、その倫理性等々をめぐって社会的事件となった。’68年、参議院選に全国区から立候補、最高得票で当選。その後、衆議院に移り、’99(平成11)年より東京都知事。他の作品に『化石の森』(’70年刊、芸術選奨)、『弟』(’96年刊、毎日出版文化賞特別賞)等がある
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