内容説明
愛と性の諸相を極限まで追求して、女のいのちの哀しさ、美しさを鮮烈に表現した作家立原正秋は、己れの美意識と人生観を律することに厳しく、通俗なもの、不純なものには、容赦のない視線を向けた。本書は、53歳の若さで逝った故人の全著作から、愛と人生をめぐる413の名言を抽出して、〈私の女性観〉〈男の美学〉等、全7章に構成した、ファン・入門者必携のアフォリズム集である。
目次
第1章 私の女性観
第2章 男の美学
第3章 愛と性について
第4章 人間の生きざま
第5章 現代を生きる
第6章 伝統と美を求めて
第7章 光と風のたびびと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
23
○著作からの美学や芸術、食事、愛等な関する言葉を抜粋しています。好きな作家であり、その言葉の前後を思い出しながら読みました。面白かったです。2024/03/11
双海(ふたみ)
22
53歳の若さで逝った故人の全著作から、愛と人生をめぐる413の名言を抽出したアフォリズム集。きちんと読んだことのない作家です。通読してこう思いました、もしも人間に男と女がなかったら、小説は生まれなかったのかもしれないな。2015/05/27
モモイロペリカン
0
鎌倉の文房具屋さんで出会った一冊。掘り出し物だな〜〜立原の人間性に触れられた気がして嬉しい。鎌倉の良さは?「教えられない」2021/11/03