内容説明
“七不思議”として学校で語り継がれる恐ろしい話の数々。でもそれは、ただの噂や作り話ではなかった…。実際に起こった恐怖体験に、あなたの震えはとまらない。
目次
1章 あの子は誰?―校内をうろつく見知らぬ影、それは…
2章 お願い、助けてっ!―恐ろしい霊に追いかけられ、そして…
3章 たたりだぁ!―この学校には先生がひた隠す秘密がある…
4章 信じられないっ!―あの怪奇現象は偶然か、霊のしわざか…
5章 見てしまった!―先輩から聞いたウワサはやっぱり本当だった…
6章 呪われるっ!―ボクは霊界の扉を開けてしまった…
7章 何かがいるっ!―目には見えない存在が私の頬をなでる…
著者等紹介
山岸和彦[ヤマギシカズヒコ]
日本列島の北から南まで、その土地に残された怪談、伝説、民話、昔話などを収集・整理し、世に発表している。山岸和彦は1965年、静岡県生まれ。集まった情報をもとに、心霊とオカルト文化史、はては民俗学に至るまでの幅広い研究を長年続けている。1996年9月に編者が開設したホームページ『怪異・日本の七不思議』は、これまでに160万ヒット、1400を超える体験談が全国から寄せられている。なお同ホームページでは、怪異譚を随時募集している
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感想・レビュー
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夢追人009
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学生時代には怪異なんて全くなくて平凡その物だった私にはある意味で羨ましく思えて来るお馴染みの企画「学校の怪談」噺が目一杯詰まった一冊ですね。楢喜八さんの本文イラストも怖過ぎず愛嬌があって好きですね。『転校生に取り憑く霊』十三年も昔の話だが転校して来たばかりの女生徒が授業中に突然机に顔を伏せて動かなくなる。それから彼女は毎日早退し遂に一週間学校に来なくなる。女生徒は机の側に現れた女の子から「遊びに行こうよ、屋上に行こうよ」と何度も誘われたという。女の子は昔虐めを苦にして屋上から投身自殺した転校生の霊らしい。2020/10/10