内容説明
あたしの名前は向井典子、13歳。母さんが、あたしを妊娠している時、父さんと別れたので、父親の顔は知らない。家では毎日、母さんにボコボコ殴られ、学校に行くと今度はクラスメイトにいじめられてばかり。だからいつも、校舎の屋上で一人で本を読んでいたんだけど、ある日、決心したんだ。みんなに復讐してやろうと。だって、あたしには、強い味方がいるんだぞ。文庫書下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ノコノコ
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これも「猫」に釣られて読んだのですが、厳しい話ですね。 こんなのあり得ない、と思ったのですが、あとがきによれば、実際のモデルがいるとのことで(猫をあやつるとかは作者の創作でしょうけど)、世の中厳しい世界で生きている人がいるということがわかりました。 ちなみに、ゆるく「猫」で読む本ではないですね。 でも、やはり猫はりっぱです。2012/06/24
ユキ
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ありえない!と思ったのだが、主人公の典子にはモデルがいるらしい。虐待やいじめの連続。もっと面白おかしく気持ちよく復讐できていたら。そうしたら小説として気持ちよく読み終えられたのに。重い。不憫。親や教師や生徒たち。反省しろ。しかし反省させる機会もなく、終わった。なんなんだ!?2012/05/12
ぽるる
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ブクオ




