内容説明
オリュンポスの丘に数多の神が集うギリシア、これに相対して唯一の神しか認めないイスラム、宇宙を陰陽の二元思考で構築する中国、ゼロを発見したインド、三位一体を説くヨーロッパのキリスト教文明、そして八百万の神を崇める日本人――多・一・二・ゼロ・三・万と、地球上に生れた様々な文明は、その神の数によつて六つに分類できる。世界文明の根源を改めて掘り起す新文明論。
目次
序章 ガラタ橋の残照
第1章 神の選択
第2章 「多」の世界の敗北
第3章 「多」と「ゼロ」の接触
第4章 「ゼロ」とは何か
第5章 「二」の文明の土俵
第6章 「二」が創る宇宙美
第7章 科学を生んだ「一」の原理
第8章 時間を作った「一」の創造者
第9章 「一」にして「三」なる文明
第10章 「ふたつの魂」が創造したドラマ
第11章 自然にかくれる「万」の文明
第12章 女性原理の文明
第13章 日本、象徴の文明
終章 神の顔、人の顔
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