出版社内容情報
「労働基準監督署」は、社会保険労務士にとって接する機会の多い役所だが、立入調査や是正指導、送検といった“コワモテ”のイメージがあるからか敬遠されており、どんな組織なのか、どんな業務を行っているのか、どんなサービスが受けられるのか等についてはあまり知られていないというのが実態である。
しかし、接する機会が多いだけに、これらを知ることで、社労士として取り組むことができる業務の幅も広げることができると考えられる。
そこで、『ホントのところ』を知っていただき、無用な“苦手意識”をなくしていただくことで社労士業務の拡大につなげていただけるようにと企画されたのが本書である。
・著者の30余年の労働基準行政経験に基づく解説書
長く現場にいたからこそのエピソードや、行政の立場からの社労士への提言も大いに参考になる。
・「労基署の業務」のすべてを網羅的に解説。実務書としても役に立つ
1冊ですべてを網羅した本はない。
労基署の業務の話にとどまらず、その業務に関連して社労士が行う書類の提出等各種手続について、実務上のちょっとしたポイントも入れ込んだ。
●社会保険労務士の業務と労働基準監督署
●労働基準行政と労働基準監督官
●方面(監督課)の業務
●安全健康課または安全衛生課の業務
●労災課の業務
村木 宏吉[ムラキ ヒロヨシ]
昭和52年、旧労働省に労働基準監督官として入省。
北海道、東京、神奈川の各労働基準監督署および局勤務を経て、平成21年に退職。
30年余の労働基準行政経験を活かし、労働基準法・労働安全衛生法・労災保険法等にかかる執筆・講演等を精力的に行っている。
内容説明
社労士業務と関連づけながら、意外と知らない『労基署のシゴト』をわかりやすく解説!きちんと知れば、労基署は社労士の心強い“味方”です!
目次
プロローグ 社会保険労務士の業務と労働基準監督署(新しく起業する会社が顧問先になった!;労働基準監督署から「自主点検」の書類が届いた! ほか)
第1章 労働基準行政と労働基準監督官(労働基準監督署;労働基準監督署の職員)
第2章 方面(監督課)の業務(相談業務 ほか)
第3章 安全健康課の業務(安全衛生管理;資格関係 ほか)
第4章 労災課の業務(労働保険関係の適用(成立)
労働保険料の徴収と滞納整理 ほか)
著者等紹介
村木宏吉[ムラキヒロヨシ]
昭和52年、旧労働省に労働基準監督官として入省。北海道、東京、神奈川の各労働基準監督署および局勤務を経て、平成21年に退職。町田安全衛生リサーチ代表。労働衛生コンサルタント。元労働基準監督署長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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