新潮文庫<br> 永遠の都〈6〉炎都

新潮文庫
永遠の都〈6〉炎都

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101067124
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

昭和20年、敵機の頻繁な来襲は東京を炎上させていた。3月、初江は小学六年の研三を迎えに疎開先の草津へ行き、10日上野に着くや大空襲に巻き込まれ焦熱地獄の中から救出された。5月24日、時田病院直撃炎上、五郎に助け出された利平は全身火傷を負い盲となり、妻は密会中に死亡。8月15日敗戦、戦争は終った。28日悠太復員。10月10日スパイ容疑で拘禁されていた夏江の夫透も釈放…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

158
第6部は終戦前後の時田一族の日々を描く。東京空襲の中で、 時田病院炎上、平吉と いとは死去、利平失明と 物語の終焉に近付く感が強い。菊池透の夏江との 思い出の独白は昭和初期の 時代背景もあって、大河小説の雰囲気を伝えてくれる。 2014/10/01

湖都

4
第6巻は、東京大空襲から終戦。私事ではあるが、祖母が東京出身で、空襲で家を焼かれて北海道へ来た。このシリーズの初江の子供たちと祖母が同年代であることから、空襲で街が焼け人が死んでいる描写を読み、祖母が子供の頃見た風景と重ね合わせた。また、終戦の日の描写は、このシリーズで重大事件発生時にこれまで何度もあったように、多視点で語られる。怒りと悲しみの裏で、悠次や風間振一郎らの現実主義的な考えが未来への活力を感じさせる。2017/12/16

uchi

1
終戦前後の史実が述べらたのみで、登場人物の新しい動きはありませんでした。いよいよ次が最終巻です。2020/12/27

kiiseegen

1
帝都は度重なる空襲で灰燼となり終戦をむかえた。出征した、時田史郎、脇晋助の二人・・・次巻で復員するのか?愈々、最終巻を迎えるが、この長い物語をどの様に終えるのか気になる。2014/08/04

linbose

1
★★★★★2010/03/20

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