新潮文庫<br> 沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う

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新潮文庫
沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101049311
  • NDC分類 202.5
  • Cコード C0195

出版社内容情報

最新技術を武器に、謎を追え! なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代船に、正体不明のカリブの「海賊船」。そして、ミクロネシアの海にのこる戦争遺跡――。英語力ゼロで単身渡米、ハンバーガーさえ注文できずに心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者になりました! 深くて魅力的な海底世界へようこそ。

内容説明

最新技術を武器に、謎を追え!なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代ローマ船に、正体不明のカリブの“海賊船”。そしてミクロネシアの海に残る戦争遺跡。英語力ゼロで単身渡米、ハンバーガーさえ注文できずに心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者になりました。深くて魅力的な海底世界へようこそ!

目次

第1章 人類は農耕民となる前から船乗りだった
第2章 発掘現場には恋とカオスがつきものだ
第3章 TOEFL「読解1点」でも学者への道は拓ける
第4章 エーゲ海から「臭いお宝」を引き上げる
第5章 そこに船がある限り、学者はドブ川にも潜る
第6章 沈没船探偵、カリブ海に眠る船の正体を推理する
第7章 バハマのリゾートでコロンブスの影を探せ
第8章 ミクロネシアの浅瀬でゼロ戦に出会う

著者等紹介

山舩晃太郎[ヤマフネコウタロウ]
1984(昭和59)年3月生れ。東京海洋大学非常勤講師、九州大学共同研究員。2006(平成18)年法政大学文学部卒業後、渡米。テキサスA&M大学・大学院文化人類学科で船舶考古学を専攻し、’16年に博士号を取得。船舶考古学博士。西洋船(古代・中世・近代)を主たる研究対象とする考古学と歴史学の他、水中文化遺産の3次元測量と沈没船の復元構築が専門。現在は、世界の海をとびまわりながら、「世界ふしぎ発見!」「クレイジージャーニー」などのメディアにも出演。水中考古学の魅力を広く伝える活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

38
元本は2021年刊。著者は世界各地で調査研究にあたる。スポーツ推薦で大学に入ったあと水中考古学に出会い、英語力ほぼゼロで米国に留学。頭がおかしくなるほど勉強し、ついに研究の場を得た。本書では最新技術と体力を駆使するフィールドワーク、造船や航海の謎がありありと解説される。水中考古学の魅力を伝えたい、興味を持って欲しいという熱意にワクワクする。水中の遺物はデリケートですぐ崩れてしまう。ドブ川や流れの急な場所もある。国や現場の事情にも挫けない根性と工夫。トレジャーハンターの破壊行為は歴史という宝への冒涜。2024/06/20

東雲

7
ちょうど読んでいる最中にクレイジージャーニーに出演されていた。水中は温度の変化が少なく保存状況が良い。まさしくタイムカプセルだ。船がある限り水中考古学者は潜り続ける。研究者とは名探偵でもある。記録と実物を見比べ年代を特定し、その正体を推理する。夢ばかりでもない。金策に喘ぎ、プロジェクトが中止になり、トレジャーハンターに荒らされ、時にスタッフ同士の色恋沙汰に振り回される。自らのやりたいことに向かって進み続ける姿勢にも好感が持てた。進路を決める前に読むのも良さそう。戦争の水中文化遺産なども考えさせられる。2024/08/12

つちっち

5
『さらばのこの本ダレが書いとんねん!』から手に取りました。水中考古学者の発掘冒険エッセイ。 世界中での水中遺跡の調査のほかに、ご自身についても語っていた第三章がよかったです。片道キップで渡米し、この世界で認められるまでの努力は立派。 この本もですが、コロナ禍でフィールドワークができないため、執筆された科学エッセイが結構たくさんあります。平常の状況であれば、読むことができなかった第一線の学者、とくに若い世代の書いたものを読めるのは、読者としては、コロナが残した副産物としては良いものかとも思いました。 2025/05/03

rincororin09

4
考古学も学んでないしダイビングのライセンスも持ってないけど、僕もなぜか昔から水中考古学という分野には関心があり、たまにテレビでそういった番組があるとよく観ていました。その僕の「なんか面白そう!」っていうのと同じ気持ちで、その道のプロになっていったんだな…ということがよく伝わりました。同業者をもっと増やしたいというアピールがこの学問への愛の強さを語っています。これからも世界中で活躍して、こうした本をたくさん書いて欲しいと思います。2024/04/09

彼方

3
旅行の道中に読みました。タイトルに惹かれて買った気がする。水中考古学というジャンルを初めて知りました。考古学は確かに砂山や岩山の遺跡からブラシで発掘する…という勝手なイメージがありましたが、なるほど、水中の発掘は色々と勝手が違う…!と当たり前ながら驚きました。 そして沈没船を通じて追体験する当時の技術や文化。造船技術は当時の最先端技術を用いている、というのが面白い。 エッセイ調の、とにかく著者が水中考古学が、船が、好きでたまらない、というエネルギーが伝わってくる一冊でした。よかった!2024/04/27

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