新潮文庫<br> 野菊の墓 (改版)

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新潮文庫
野菊の墓 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 156p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101048017
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

時代・世代を越えて、誰もがラストで涙する、これを純愛と呼ぶのだ。

政夫と民子は仲の良いいとこ同士だが、政夫が十五、民子が十七の頃には、互いの心に清純な恋が芽生えていた。しかし民子が年上であるために、ふたりの思いは遂げられず、政夫は町の中学へ、民子は強いられ嫁いでいく。数年後、帰省した政夫は、愛しい人が自分の写真と手紙を胸に死んでいったと知る。野菊繁る墓前にくずおれる政夫……。涙なしには読めない「野菊の墓」、ほか三作を収録。

内容説明

十五歳の政夫と二つ年上の従姉民子との間に芽ばえた幼い清純な恋は、世間体を気にする大人たちのために隔てられ、少年は町の中学に行き、少女は心ならずも他に嫁いで間もなく病死してしまう。江戸川の矢切の渡し付近の静かな田園を舞台に、純真、可憐な恋物語として多くの読者の共感をさそい続ける『野菊の墓』、その原形とも考えられる『守の家』、心理小説風な『浜菊』、他に『姪子』を収める。

著者等紹介

伊藤左千夫[イトウサチオ]
1864‐1913。千葉県生れ。歌人、小説家。1885(明治18)年上京し牛乳牧舎で働いたのち、牛乳搾取業を開業する。30歳の頃から『万葉集』に親しみ、歌会などに出席。1990年正岡子規を訪ねその門人となる。子規の没後、歌誌「馬酔木」を創刊。編集、作歌、『万葉集』研究に全力を尽くす一方、斎藤茂吉など優れた門下生を養成した。また、子規の写生文の影響を受け、’06年小説『野菊の墓』、’08年『春の潮』等を発表した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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まふ

111
明治の純情恋愛物語。学生時代に読んで以来。だが、新鮮な感動は今も蘇る。単純素朴な物語であるゆえに、⒘歳の民子と15歳の政夫の実らぬ恋が純粋な形で読み手に伝わって来る。作者は正岡子規のホトトギス散文会の集まりで本作を読みつつ発表したときに感極まって大泣きしたそうだが、その気持ちは分からないでもない、と思う。この時代の「口語」の叙述文は不思議な感覚を齎し、興味深い。短編だが永遠の青春文学の一つだろう。2024/09/28

ゴンゾウ@新潮部

109
映画化もされ有名な表題作。政夫と民子のやりとりがとても純粋で清潔に描かれているのでふたりに降りかかる苛酷な運命がより際立っている。文章は決して洗練されておらず荒削りだが、農村の素朴な風景描写には合っていると思う。2017/06/11

takaC

107
たった100ページと侮るなかれ。現代小説のように1時間では読み終えられません。2013/07/19

扉のこちら側

93
再読。2016年307冊め。何度再読したかわからない作品。結末をしっているからこそ、何も知らない二人が不憫で仕方がない。些細な、現代なら何も隔てられることのない問題で、此岸と彼岸に隔てられた二人に涙。2016/05/06

Willie the Wildcat

67
恋。相手を想う。特に、自身、そして相手の想いに気づき、言葉にするまでの過程。清々しくもあり、儚くもある。言うまでも無く、そこに駆け引きは無く、純粋さのみ。故の”吉野紙”。(経緯はともかく)皆の悲しみが救いでもあり、空しくもある。野菊と竜胆。二人の最後の時間を彩る花々、月、そしてコオロギ。想いと思い出が、心の美しさを醸し出す・・・。時代とは言え、やはり儚さが残る・・・。2013/10/24

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