内容説明
時は元禄、御家御取潰しは現代ならば会社倒産。松の大廊下の刃傷沙汰で、主君は切腹、藩は解散。「いくさや!」と赤穂牢人が意気込もうとも、先立つものはお金。退職金、御家再興の運動費に、墓代?吉良家に討ち入るなら武器だって必要だし…家老の大石内蔵助は減りゆくばかりの予算をいかにやりくりし、主君の敵を討ったのか?一級史料をもとに生れた同名映画を監督自身が小説化!
著者等紹介
中村義洋[ナカムラヨシヒロ]
1970(昭和45)年、茨城県生まれ。映画監督、脚本家。成城大学文芸学部芸術学科卒業
山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957(昭和32)年、岡山県生れ。東京大学大学院修了。東京大学史料編纂所教授。『江戸お留守居役の日記』で、日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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