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出版社内容情報
明応の政変、完了。
明応の政変が起こり、
京では細川政元が清晃を次期将軍として布告する。
しかし、義材を捕らえるために出陣した細川勢は
畠山政長らの必死の抵抗に苦戦していた。
一方、新九郎は駿河にて清晃の茶々丸討伐の命を待つが、
それは政元と貞宗に阻まれており……
室町幕府の威光は陰り、
有力な大名や家臣が政治をコントロールする乱世の入り口。
動かぬ状況に、新九郎も勝負に出る---!
【編集担当からのおすすめ情報】
いよいよ「戦国」の始まりが目と鼻の先に迫ってきた、
そんな室町の末期。
家臣の挙兵にて将軍を入れ替える。
まさに”下剋上”と言える事件が起こり、
世の中は少しずつ変わり始めます。
それは主人公・新九郎の価値観もまた然り。
後に最初の拠点となる伊豆の地を睨み、
会談での駆け引きを重ねながら、
「足利茶々丸」包囲網を狭めていく様は
合戦シーンとは違う緊張感が張り詰めています。
きっとこの作品が、歴史漫画の流れを変える。
そんな風格漂う、堂々の第21集です!
【目次】
1 ~ 1件/全1件
- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
78
今巻のカラー口絵は沼津・興国寺で苦渋顔で胡座を組む新九郎の姿。ということで今回は難題を前にずっと悩みっぱなし。理不尽に伊豆を没収された現状、肝心の幕府は政変で混迷、家門を維持するために残された解は出ているがその手段に難渋。元服前の龍王丸にまで問い掛ける始末だが、それが何やら意味を持ちそうだ。伊都に謀略に奔りすぎるのを諫められて引き合いに出された最大の武器に繋がるのか。伊豆周辺は徐々にひとつの方向に向かう中、あとは一気に動くための切っ掛けが起きるのみ。そんなところに幻庵のお袋さんが登場。次巻の展開も楽しみ。2025/10/11
こも 旧柏バカ一代
41
新九郎は大義名分を手に入れた。偽造のはずが本物になって、、だが兵力が足りない。それを解決するために葛山を説得しようとするが、手土産がないと思ってたら向こうから?伊都様マジで強いな。HPにて加筆。https://www.kashiwa1969.online/comic-shinkuro-21-review/2025/10/11
ままかり
32
明応の政変完了から伊豆討ち入りの準備段階まで。義材は最後まで竹を割ったような性格で面白い将軍だった。気は良いが政務に無頓着だったのが悪かった。興味深いのは早雲と呼ばれる人がなぜ相模を侵攻していったかの根っこの部分。自家のお家騒動を防ぐために他家の領地を侵略してぶんどるなんてさすが戦国大名のはしり。横領や私有化は先例があるけど、ここまで露骨に侵略するつもりなのはこの当時はなかなかいないのでは。地道に協力者を増やしていくのがなんとも新九郎らしい。いざ討ち入りまではあと一巻くらい?2025/10/17
mahiro
31
カラーページの腕を組んで思案しているおっさん一瞬誰だと思った、新九郎も壮年期だよな… 爽やか男前前将軍義材戦いに敗れ一時退場。新九郎は堀越公方茶々丸排除に向けて策を巡らす、妹阿茶っていたっけ?人物多すぎて把握できない。新将軍内定の清晃側に仕える弟弥次郎が清晃をうまいこと動かして新九郎の援護を…新九郎の頭の上がらないお姉ちゃん北川殿こと伊都健在、身内を政略に使おうとする新九郎に言うべきことはガッツリと言う竜王丸まだ元服しないの?大器晩成すぎ〜葛山氏の息女って史実で新九郎の側室になってる…2025/10/18
Toska
29
明応の政変の後始末は意外に長引き、新九郎の工作もすんなりとは進まない。様々なしがらみが遠大な計画の足を引っ張る場合もある。こういう地に足のついたところが本作の真骨頂と思う。素晴らしい。足利義材とか赤松政則とか、魅力的なキャラが今後あまり登場の機会をもらえなさそうなのは残念だ。キシリア・ザビの声で喋りそうなデザインの洞松院も。2025/10/14




