出版社内容情報
1945年、京都に空襲があった。
太平洋戦争下。
足が悪く徴兵を免れた卯ノ原実(うのはら・みのる)と、謎にスケールのデカい辰巳柾(たつみ・まさき)は出会った。
自由に絵が描けない時代。それぞれ傷を抱えながらも、ふたりはキャンパスに向かうが…??
『いつか死ぬなら絵を売ってから』ぱらり、熱筆。
世界で唯一の被爆国、そしてアジアを侵略した加害国である我々が、戦後80年経ったいま、再び“あの戦争”を見つめる――
「マンガワン」で話題になった読切『ハートクラッシュ』も特別収録!!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
7
『いつか死ぬなら絵を売って』のぱらり先生の読み切り2編を収録。『膠と油』は、戦争中、芸術が抑圧されていた状況下での2人の画家を描く。こういう面から戦争をとらえた作品はあまり読んだことがなかったので、興味深かった。もう一つの『ハートクラッシュ』とともに、身体に障害や病気を抱えた登場人物が出ていて、どうもぱらり先生はそういったマイノリティをテーマに据えているようだ。そういう意味で思想強めな面も垣間見える作品。2025/10/16
鈴川愛夏
6
普通に面白い。2025/11/09
s_s
6
画家たちの視点から「戦時下」の日常を描く表題作に加えて、現代的な少数派に焦点をあてて描いた1編が収められている。表題作については、史実に沿って差し込まれる脚注が多く、多少の「学習まんが」感は否めないが、時世に翻弄されながらも、抗うように友情を深める画家のふたりは、読んでいて応援したくなった。後ろめたい想いを抱えながらも、画家として生きた人々の心根にある力強さを確かに感じた。2編目は読んでいて辛い部分があったので、高評価と言うわけにはいかない。ただ、社会からはみ出した存在同士が手を取り合う展開は良かった。2025/10/27
さつまおごじょ
3
戦争中に絵を描くことを続ける人たちの苦悩、希望。戦争に関する注釈もしっかり書かれ、1冊に満たない分量の話も、しっかりと刺してくるストーリーでした。絵を描くことへの渇望をやめられずに戦争画を描いていた、わたしの知らない人たちの罪や贖いが、うっすらと見えてきたような気がします。2025/12/20
チタカアオイ
1
【電子書籍】2025/10/21




