出版社内容情報
火、衣服、外科手術、ビール、石けん、ジョーク……。「はじめて」を達成したのはどんな人? 最新研究が描き出す、先史時代の偉業!
内容説明
はじめて火を起こしたのは誰?衣服、弓矢、外科手術、車輪、石けん、ジョーク…。最新科学で明らかになる、「人類初」を達成した人々の姿!
目次
はじめて何かを発明したのは誰?
はじめて火を起こしたのは誰?
はじめてカキを食べたのは誰?
はじめて衣服を身につけたのは誰?
はじめて弓で矢を放ったのは誰?
はじめて名画を描いたのは誰?
はじめてアメリカ大陸を見つけたのは誰?
はじめてビールをつくったのは誰?
はじめて外科手術を行ったのは誰?
はじめてウマに乗ったのは誰?〔ほか〕
著者等紹介
キャシディー,コーディー[キャシディー,コーディー] [Cassidy,Cody]
サンフランシスコを拠点とするライター。インターネットニュースサイト「Zimbio.com」のスポーツ担当編集者や、スタンフォード大学スポーツチーム担当のスポーツ記者、『コーチ』誌ライターの経歴をもつ。『WIRED』に寄稿
梶山あゆみ[カジヤマアユミ]
翻訳家。東京都立大学人文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
アメリカ人ジャーナリストさんが独断と偏見で選んだ人類における17の発見。最初の発明と火の発見はホモサピエンス前のご先祖様のお手柄。うんうん。17のうちの多くは賛同できますねえ。「この発見はきっと女性」「これは男性」という推理を、その人を名付けることで身近にしていて楽しいです。でも日本人はさ、カキよりもナマコとかフグが来るかな~。おなか減れば何でも食べるのよ。2022/08/20
サアベドラ
34
衣服や弓矢、車輪など人類の偉大な発明をした名もなき個人が、いつどこでどんな生活を送っていたかを考古学などの見地に基づいて再現したノンフィクション。一例を挙げると、はじめてウマに乗ったのは約5600年前、現在のカザフスタン北部にいた人で、風貌は云々、平均寿命は云々、というような感じ。著者はアメリカ人のフリーライター。はじめてカキを食べた人、はじめて天然痘にかかった人、はじめてアメリカ大陸に到達した人なんてのもある。軽い文体で一つの章も10ページ程度と短いので、休み時間の息抜きに丁度いい。2022/03/01
鐵太郎
20
アメリカの科学・スポーツライターがまとめた、人類の歴史上のいくつかの「何らかの進歩」を導き出した「だれか」について記述したもの。はじめて「何かを発明」した人から始まり、「火を起こした人」「カキを食べた人」「衣服を身につけた人」とつづき、「ハワイに上陸した人」つまり南極を除いた人跡未踏の地を制覇した人まで、科学的な考察を重ねて生き生きと描き出します。こう言う視点は面白いね。一番気に入ったのは「石けんを使った人」でした。(多分)彼女は、人類史上もっとも多くの人命を救ったはずですが、名も知られていません。2022/08/19
グラスホッパー
12
「初めて名前が記録されたのは誰」の章は、数字や文字で記憶を補完して後世に伝える内容であり、興味深く読んだ。「天然痘」の章は、タイムリーで、ウイルスとホモサピエンスは、共存しているのだな、と思った。全部おもしろかった。2023/04/23
keisuke
5
面白い。2022/03/12