出版社内容情報
囚われのカヨと、建男は再会できるのか!?
大佛刑事は彼の前に現れたヨウから、鹿子によって囚われている峯村カヨの居場所と引き換えに、岸殺害の実行犯情報を教えるという取引を持ちかけられ、応じることに。
情報を元に調べを進めると、元警察官の井村という男が浮上。そしてカヨのクレジットカードが長野で使われたという知らせを得た大佛は、ヨウと共に長野へ向かった。
一方、自分の死を偽装した建男は、横浜の雇い主の管理下でジャンボマックスの製造に専念していたが、雇い主が調達した生薬、紫河車の中でとてつもない高級品を発見。それを使いジャンボマックスを試作し、雇い主に外出の許諾を得る交渉をすることに。
そして長野に到着した大佛とヨウはカヨの居場所と思われる家を発見。だがその様子を秘かに鹿子の手下・井村が窺っていた――
大佛、ヨウ、井村、そして建男…カヨの救出を巡り皆が集まった時、事態は想像を超えた急展開を迎えることに――!!
生死を懸けた戦いと、純粋な愛が交差する、激熱クライムサスペンス最新刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
鹿子の手に落ちてしまったカヨを取り戻すため、自分の死を偽装した建男。
建男に協力するヨウ。そしてヨウと取引をした刑事・大佛。
彼らが必死でカヨの足取りを追いますが、当然、鹿子の手下として暗躍する井村と葵が阻止しようと対抗。拮抗する二つの力がぶつかり合う時、想像を絶する事態が…!!
大人気作品が贈る、息をもつかせぬ緊迫の展開を是非ご覧下さい!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
15
騙し合いの先の読めない展開は、しかしそれが過剰に試みられると不安になってくるものだ。ハラハラドキドキは歓迎だが、それと引き換えに犠牲となってしまっているものがあるのではないか。特にここ数巻の展開は、本来の主題がなおざりになってしまっている印象があった。ところが今巻では騙し合いがありながらも、地に足が付いた安定感が覚える。さらに、最後に建男がカヨにかけた言葉は、主題を思い出させるには充分なものだ。2024/12/04
愛理ちゃん88
2
自分の人生は自分で決めるわ2025/03/23
うぃ
2
1.5 まだ続くんやなあ。2025/01/17
TaHi
2
ヨウさん、やっぱりいい仕事すんなぁ、渋い!2024/11/28
ぴっころ
1
考え方は完全に大佛に同意なんだけどやっぱまだまだ甘いなー。それでもなんとかここから逆転劇にもっていけるのか?2025/02/24
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- 和書
- 逗子の海