出版社内容情報
わたしたちの「いのち」はどこへ行くのか――生命の深奥と生物の利他性を捉え、動的平衡の行く末を示す、著者の新たな境地生命の基本原理とは、他者のエントロピー(乱雑さ)排出を、もういちど秩序あるものに作り返して成立する互恵的な関係性にある。動的平衡は利他性によって支えられており、進化も利他的共生が織りなしたものなのである――。生のさざ波に耳を澄ませ、人間と社会を静かに見つめた随筆集『ゆく川の流れは、動的平衡』に新たな序文を追加した、待望の新書版!<目次>新書化にあたって序1 生命の惜しみない利他性2 内部の内部は外部3 「記憶にない」ことこそ記憶4 追い立てるのではなく5 問い続けたい「いかにして」 6 やがては流れ流れて
内容説明
生命は流れに浮かぶ“うたかた”である―動的平衡の行く末を示す、著者の真骨頂!生命は、他者のエントロピー(乱雑さ)排出を、もういちど秩序あるものに作り返して成立する互恵的な関係性をもつ。動的平衡は利他性によって支えられており、進化も利他的共生が織りなしたものなのである―。生のさざ波に耳を澄ませた随筆集。
目次
1 生命の惜しみない利他性 2015.12.3…2016.7.7
2 内部の内部は外部 2016.7.14…2017.2.16
3 「記憶にない」ことこそ記憶 2017.2.23…2017.9.21
4 追い立てるのではなく 2017.9.28…2018.5.31
5 問い続けたい「いかにして」 2018.6.7…2018.12.27
6 やがては流れ流れて 2019.1.10…2020.3.19
著者等紹介
福岡伸一[フクオカシンイチ]
1959年東京都生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授、ロックフェラー大学客員教授。分子生物学専攻。ハーバード大学医学部フェロー、京都大学助教授などを経て現職。『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)で、サントリー学芸賞、および新書大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流石全次郎
ざっく
Asakura Arata
ine
ぐらん