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出版社内容情報
古代史最大の謎・邪馬台国の発祥に迫る!
モンゴルの北、シベリアにあるブリヤート共和国には
日本と同じ“白鳥伝説”が存在する。
宗像教授は忌部捷一郎を伴って、
“遊鐵民(ゆうてつみん)”の跡を追い―――――!?
そして、古代史最大のミステリー、
邪馬台国の発祥の地に迫る!!
10年前、忌部神奈は、
物部氏の子孫が集まるという”磐船の会”で、
畿内大和が発祥ではないと
断言したというが――――――!?
日本の起源に、深く迫る最新刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『宗像教授伝奇考』、『宗像教授異考録』に続く、
「宗像教授」シリーズの約13年振りの最新作です!
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
世界篇④論戦必至!邪馬台国九州説推し▽『近江国風土記』にある羽衣天女伝説と、バイカル湖周辺国のブリヤート共和国にある白鳥の渡来地域の関連を探る。日本神話を形作ったのは、遊鐵民(ゆうてつみん)だと教授は推理する。忌部神奈の姿は白鳥の姿に変わり飛び去っていく▽宗像先生なんだかちょっと太られた?2024.9刊2024/09/10
ぐうぐう
21
モンゴルの白鳥伝説が、鉄や青銅を追うことで邪馬台国発祥の地へと結び付く。この柔軟で、何より大胆な発想こそが『宗像教授』シリーズの醍醐味だ。手塚治虫が『ブラック・ジャック』を連載していた時、医学界から「デタラメを描くな」と批判されたというが、同じような抗議を星野之宣も受けていたと記憶する。『宗像教授』を描くにあたって考古学界から批判があったというのだ。確かに、精緻にこだわれば矛盾も見つかるのだろうが、同時に自由な発想が新たな視点を導くこともある。そもそも大胆なイマジネーションは漫画の基盤ではないか。2024/09/01
はじめさん
12
かつて徳島での物部vs忌部の祭祀氏族サイキックウォーズもなんのその、忌部ももとをたどれば物部というか、遠い地より自らが王になるのではなく、王が身につける物を造るのを主義とする工人らが北方や南方から日本に辿り着き、ふたたび混じり合い物部氏となり、世界各地の神話(モノガタリ)が集まった。今巻では邪馬台国九州説で畿内説を合理的にあり得ないと忌部神奈が斬り、かつて白鳥とヤマトタケルを追った兄へのアンサー。ヤマタイカの石上氏も登場。/ お兄ちゃん、再登場時より顔色だいぶ良くなったきた。蛇族を語る教授の笑顔も良きかな2024/09/08
NBかえる同盟
8
おっ、懐かしのオープニング、白鳥・羽衣伝説からのスタート。何方かのレビューを読んで共感的に思うのは、「ああ、確かにかつて呆れ半分でワクワクしたほどの熱量はないかもなぁ」ということ。このシリーズの本当の初期は、全くのファンタジーだったけど(巨人とか出てたよね)、路線が定まるうちに徐々に大風呂敷を広げづらいような、ギリギリリアルな方に移行したので、悪く言えば、今は話しが窮屈かもね。私としては「次も買わなきゃ」レベルで、今でも十分に楽しんでますが。2024/09/03
みのにゃー
4
神奈の死後、すっかり忌部と仲良しになったようで良き。しかし肝心の古代史が頭に入ってこない。この巻は物部氏についてのみ、自分に残っている。『日出処の天子』のおかげかな。2024/10/17