出版社内容情報
愛すべき7人+1匹の家族の物語。
村野家は大家族。小さな印刷所を経営する父、一平と……長男12歳の大和を頭に10歳の悠人、8歳の朝日、4歳の翔太…の男だらけの4兄弟と……おばあちゃん。あと住み込みヘルパーの関口さん……の7人家族だ。
その村野家に料理人として働くことになった松平奈央28歳。奈央は3年前に亡くなった奥様の月命日に、桜山寺の長い階段を登り墓前に花を手向けることになるのだが、そこで震える黒猫と出会って……
……歳月は奈央と家族をどこに運んで行くのだろうか?
【編集担当からのおすすめ情報】
『ピアノの森』『花田少年史』の作者・一色まこと氏の最新作。
大家族のお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆるまる子
16
一色まこと先生最新作。書店の新刊コーナーにて。全く情報を入れずに読む。面白い!家族それぞれの目線で物語が進むので、もしや今後長編になるのかな〜と、読み終えて改めて表紙を眺める。赤ちゃんを抱っこする奈央さん、村野家のみなさん、村野家に関わる人々など1巻に登場した方々が勢揃い。これからの子供達の成長が楽しみ。完全に親目線。(2024-137)2024/11/05
penguin
7
検索して偶然見つけた一色まことさんの新作。普段漫画は登録しないのだけど、これは別格。元日から素敵な物を読めてこの巡り合わせがただただ嬉しい。 毎話泣くしいつまでも読んでいていたい継母と4人兄弟の家族の物語。 花田少年史で知って以降、一色まことさんの描く繊細ながらも力強く、そしてどこか郷愁を誘う絵や世界観と、必ず最後に素直さと優しさへ行き着く心の機微が本当に好き。 2025年一番最初に読了した本がこれで幸せ。 (花田少年史は引越等の人生の節目で手放さねばない事が何度かあって都合3回は買っているw)2025/01/01
かなっち
5
初読み作家さんですが、設定に惹かれて手に取りました。題名の意味は亡くなった母親のお墓参りのことで、一言でいうと大家族の物語なのですが、父親と三男や四男それぞれのエピソードに胸が熱くなったのです。家政婦さんとの新しい絆も好きですが、何と言っても三男と幼馴染みの喧嘩と仲直りがお気に入りですね。祖母の介護やヤングケアラー問題もありましたが、この家族が傍にいれば大丈夫でしょう。将来は、彼女も家族の一員になるようですしね。…今は無き古き良き時代を思い出して、とても優しい気持ちになれました。次巻も、今から楽しみです。2024/12/12
るぅ
3
一色まこと作品はどれもいい人ばかりで愛に溢れてて、安心して読めます(*´ω`*)2024/12/10
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