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出版社内容情報
新九郎、ついに“武力”行使へ!
甥・龍王丸への家督返還を渋る新五郎。
対話優先で交渉を重ねてきた新九郎だが、
己の姿勢と覚悟を示すために、
武力で新五郎派の代官を退かせる。
驚く新五郎に、新九郎は新たな条件と期限を突きつけるが!?
刻一刻と悪化する自分の体調、
夢枕に立つ先主・今川義忠の言葉、
そして、将来有望な甥・孫五郎への想い。
すべてが絡まり、新五郎は思いもよらぬ決意をする。
一方、のんびりマイペースで臆病に思えた龍王丸も
膠着状態を打開するために新九郎にある提案をしてきてーーー
駿河今川家の家督争い、決着編は佳境へ。
両陣営、葛藤と覚悟の16集!
【編集担当からのおすすめ情報】
争いを怖がり、駿河への帰国を渋った龍王丸ですが
日に日に(マイペースですが)成長中!
まだまだ守護家当主には頼りないけど、
クネクネウジウジしているばかりではない龍王丸のいじらしさにもご注目ください。
また今巻で出会う、とある少年と龍王丸の交流の様子も心あたたまるので
お見逃し無く!
本編は緊張感が増し、正面衝突秒読み!?な空気感ではありますが、
だからこそ随所に散りばめられたゆうきまさみ節のほっこり、クスクスなシーン、小ネタが効いています!
そのあたりもぜひお楽しみください!!
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
buchipanda3
92
"力の信奉者"という章から始まる今回。いやあ新九郎、すっかり威厳が。龍王丸側(新九郎)と範満側、双方、互いに戦になる備えをしながら、相手の出方を窺う。ただ龍王の方は幕府の認証を受けており、外部勢力からの見限りや範満の病状と野心の迷いから範満陣営は無茶をし始める。結果としては新九郎の想定内か。龍王と竹若は相性が良さそう。昆虫談義、得意分野から相手の懐にに近づくとはやるな。そして龍王の己の弱さを偽らず、情勢を見て何とか平和裡に事を済ませようとする胆力は見事。次回は決着がつくようだが最後までジリジリと読めそう。2024/04/14
こも 零細企業営業
36
病気でいつ死ぬかわからない小鹿の新五郎。そのせいか、龍王丸を次期、今川家の当主にする事に不満をためていた。さらに現地の国人達もウツケの龍王丸を当主に仰ぐ事に不安に思うのと、既得権益を手放す事に難色を示していた。そんな中でも、新五郎の妻むめが龍王丸の下に人質になりに降り、龍王丸と新五郎との会談をしたりとお互いに歩み寄りをしていたが、新五郎が倒れてしまい。国人達が跡目の孫五朗を担ぎ上げて龍王丸を討とうと決起。そんな中で、新九郎は、駿府の背後、清水湊に来ており勝ったと言う。次は駿府城を落城させて2人を誅殺か、、2024/04/11
りー
26
そうかー、新九郎(早雲)の初陣て、30代に入ってからだったのかー。石橋を割っちゃいそうなくらい叩いてまわるタイプだから、本当に戦は最終手段。しかも必要最小限に留め、あとは調略を並行して行う。おっそろしー人物に育ってきました。育ったといえば、龍王ちゃん。逃げたいくらい怖いのはちゃんと自分の実力と状況を把握しているからで、名君の素質が垣間見えはじめて拍手喝采!!えらいっ!よく頑張った!!2024/04/14
Toska
17
16巻目にしてようやく主人公らしくなってきた新九郎。だが相変わらず天衣無縫でも時代を動かす傑物でもなく、ひたすら目の前の課題に取り組む実直な人物としての描写で一貫しており、これは本当に見事だと思う。今までの積み重ねが活きていて、巻が進むごとに面白くなる。彼とは逆に、主体的に時代を動かそうとしているのが御所様(足利義尚)だが、こっちはどうも上手くいきそうにない…2024/04/22
Mc6ρ助
16
表紙、誰だと思うほど新九郎が大人の顔になっちゃった。一巻冒頭の伊豆御所討ち入りの場面を見返してみたら(期間限定絶賛無料公開中)、さすがはゆうきまさみさん同じような顔だった(そこまで追いつくにはもう少し時間というか、巻数が必要みたいだけど)。龍王丸がすこしずつ頼もしくなっているのが好ましい。よく出来た「物語」にいつもと変わらず次巻を待ちわびる。2024/04/13