出版社内容情報
失踪事件に挑む姉妹はミステリ作家と大学生
「どうして忘れてたんだろう。
アヴィーは男と一緒にいた
彼女がいなくなった夜に。
――あれは誰だ!?」
叔父が暮らした山荘をおとずれた流々は
優しかった叔母のアヴィーが失踪した夜の記憶を取りもどす。
8年前のその失踪直前、
アヴィーは山荘から離れたボート小屋で男と密会していた――
あの男は誰だ?
アヴィーはいま幸せだろうか。
流々が姉の奈々と「男」の正体を捜査しはじめたとたん
山荘に火が放たれ、関係者にも魔の手がせまり――
ひとりではコーヒーも淹れられない生活音痴のミステリ作家・奈々と、
そんな姉が大好きすぎる大学生の妹・流々のコンビが送る《姉妹ミステリ》、開幕!
【編集担当からのおすすめ情報】
佐々々奈々と流々の
姉妹関係にも注目してください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
5
これは、気になる。続きがとっても気になる2025/03/28
s_s
5
初めて読んだ『セリー』や、最近読んだばかりの『うと そうそう』とはまた違う、ひとつの”森泉岳土作品”としての側面を垣間見た気分である。普段の印象とは異なって、キャラの人間臭さが表に出てきている気もするけれど、それでいて確かに氏の作品らしさというものを感じ取ることができる。「知るということには責任が生じる」を始めとする深みのある言葉遣いや台詞選び、怪しさを漂わせる表情の陰りや曇りなど、別でコミカルな表現も用意されているが、空気は常に張り詰めていて、誰に対しても疑いの眼差しを向けてしまいそうになる。2024/12/05
たけのこ
3
面白かった!上下巻で下巻が解決パートなんで下巻読んで最終判断になるとは思いますけど。原作あるのかと思うくらいちゃんとミステリしてますし、主線の関係か、これまでの作品よりかなり読みやすく仕上がってます。下巻もう買ってあるので楽しみです!(*´ω`*)2024/02/18
起死回生の一冊を求めて
2
面白いし、姉妹キャラがいいね。2025/03/28
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