出版社内容情報
ドラマ化決定!「最期」を描く医療ドラマ。
終末期病棟に通う、理容師夫婦。
弄便を繰り返す、認知症患者。
50歳過ぎの、新米看護師。
コロナ後遺症に苦しむ、元看護師。
様々な人々が行き交う終末期病棟。
今日もまた、喜びと悲しみが交錯する--
沖田×華の問題作、第11集
【編集担当からのおすすめ情報】
終末期病棟で繰り広げられる「死」と「生」を描く本作もいよいよ11集。
そして、2024年2月より、実写ドラマが始まります。
様々な患者の最期の瞬間が、ドラマではどう描かれるのか?
原作コミックと共に、お楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
45
【生きているうちに……】終末期病棟に通う「訪問福祉理容師」夫婦の話が、実に良かった。2か月前、脳出血で緊急搬送され、全マヒで意識が戻ることはない判断された90歳男性の妻は、「夫はとても身なりに気を遣う人で、何回かナースに頼んだんです。そしたらナースが…イミないって…亡くなったらすぐ葬儀場に行くし、そこで納棺師にキレイにしてもらえるから、そんなこと病院でやる人いないって」と大泣きしながら訴えた。辺見は他ナースと人工呼吸器をつけた患者の洗髪を敢行したうえで、理容師夫婦にバトンタッチ――。この描写が素晴らしい!2024/05/05
ころこ
32
「弄便とは、下着やオムツの中に排泄した便を素手でいじったり取り出すこと。」ろうべん「いじる」を変換すると出てくる。お金をたくさん持っていても、時と場合によって誰かに世話をしてもらわなければならないというところに、人間であることの生物的な限界はある。弄便をするのは犬井さん。よりによって元師長でプライドが高い。頭ごなしに言うと逆効果だ。精神科から転入してきた村岡、何もできない。人あたりがよく人気のある看護師に限って、仕事が全くといって良いほどできない。2025/04/09
まりもん
10
レンタル。新しくきたベテランナース村岡さんに期待値あげたらほぼ出来ないナースだったのが残念。出来ないからって適当な数字記入ってヤバイ。赤根さんの今後も心配でボランティア頑張っている姿を見て彼女らしいと思った。2024/03/08
山猫
10
「弄便」は「恍惚の人」時代からの永遠のテーマなのかもしれない。介護・看護する側からしたら、一番キツいだろうし……2024/02/07
fumikaze
4
赤根さんその5、赤根さんがコロナの後遺症でブレインフォグ。ブレインフォグって怖い。/辺見さん、しっかりしているなぁと思う。つい作者と主人公を重ねてしまいがちなので、「もう発達障害を克服してしまったのか、すごいなー」と思ってしまうが、でもこの漫画はフィクションですよね(?)。発達障害持ちの私は、つい出来ない人に肩入れしてしまいがち。出来ない彼女達が批判されると、自分が批判されているのと同様に胸が痛む。2024/04/02