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出版社内容情報
伊勢新九郎、二十九歳、ついに結婚!?
文明十六年。
新九郎は結婚相手として、かねてより親交があり、
伊勢家にも出入りをしている小笠原政清の娘・ぬいを意識する。
家族や家来と馴染み、仲睦まじい様子をみて
心強さを感じる新九郎。
しかし、ぬいに突如、女房として御所にあがる話が浮上してしまう。
良い話ではあるものの、時の将軍・義尚の素行に不安のある
ぬいの父・政清は頭を抱えるがーーー
安定しない義尚の幕政、引き続き不穏な関東の情勢と
心労尽きぬなか、近づく甥・龍王丸の帰駿。
いつでも時代に振り回され奔走する男に
安息の日々は訪れるのかーーー
【編集担当からのおすすめ情報】
よく食べよく笑いよく話す。
明るく朗らかな小笠原さんちのぬいちゃんは
新九郎とは正反対!
ニューヒロイン・ぬいちゃんに癒やされながら
新九郎との結婚狂騒曲の結末を見届けてください!
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
48
道楷を暗殺してまた動乱か、、足利幕府が力が無い。自社仏閣も荘園を持って暗躍する。それに汲々とする幕臣達。そこに覆い被さる不作。さらに御所内での刃傷沙汰、、結婚した新九郎はいつ今川家の方に赴くのだろうか?2023/10/14
venturingbeyond
40
めでたく妻帯者となったものの、幕府の中は将軍の精神的幼さから、相変わらず落ち着かぬ状況…。そして、近隣の領地も応仁の乱が完全に収束しないぐだぐだの余波で、一時占領される始末。さらに、遠く関東では才気溢れる巨星・太田道灌が、その自信過剰が仇となり、志半ばで落命。堀越公方家にも不穏な兆候が見え始め、舞台の重心が少しずつ東国に動き始める14巻でした。2023/10/17
sin
39
権力…今も昔も変わらない。行政と言いながら己の利権が第一番で、その上に地位という選民意識に目を眩ませて本質を見失ってしまう。野蛮な中世に比べて武力行使に変化はあっただろうか?否、国の存続という後ろ盾を持って、自国の反対勢力を鎮圧、果ては他国に侵略戦争を仕掛けるという行為はいまだなくなってはいない。人は歴史に学べない。新九郎が生きた時代は、戦国時代を目前に各地で小競り合いが繰り広げられて火種が燻っている。将軍は幕府というシステムのお飾りに成り果てて、そのシステムの崩壊の予兆にすら気がついてはいない。2024/01/24
くさてる
39
新九郎に嫁が来た。相変わらずのややこしくこみいった政治の話(合戦とかで白黒つけるとかではないのですね)を流れるように読ませてしまうゆうき先生の漫画力を楽しみました。みんな言ってることだと思いますが、完結後には三谷幸喜さんの脚本で、大河ドラマ初の漫画原作となりますように。2023/11/04
りー
38
おぉー。やっと少し分かるところが出てきた!新九郎さん、ご結婚おめでとう!!!🎉✨😆✨🎊。自分と真逆の奥さんってところが素敵。後に新九郎によって亡き者とされる堀越公方家の茶々丸くん登場、太田道灌の死、時代は「北条早雲」誕生へ着々と動いている。いよいよ次は、今川家の家督を龍王丸に!という戦いが始まるのか?と思ったら、龍王ちゃん、予告で下向をめっちゃ拒否しとる!新九郎がまた苦労するのか。苦労がもはや性分になっているな…珍しい主人公💨。2023/10/15